探偵サークル物語AnotherRoute【第3話】
🕑 Added 2020-07-01 12:29:56 +0000 UTC
「付き合ってください!」
梅雨時に差し掛かり機構も少しジメジメしだした頃。
賑わいを見せる街中で大学生くらいの男が女性に思いを告げている。
その告白の相手はもちろん私こと春風椿ではなく、私の友人の秋山かすみその人だった。
どうしてこんな変態を…とも思ったが、この子は誰にでも分け隔てなく接することができるから好意を寄せる異性も少なくないのだろう。
「ごめんね、私まだ、そういうの興味ないんだ。」
こなれた口調でかすみは告白を断る。
告白をした男は俯きながらトボトボ帰っていった。
「かすみ、ちょっと酷いんじゃないの?これで何人目よ?」
「えー、だって興味ないんだもん。ツバキと一緒に遊んでる方が楽しいし!」
「まぁ…それならいいんだけど…」
探偵業ではなく、遊ぶといってしまっていいのだろうか。
かすみにとっては探偵サークルでの活動も遊びの一部と捉えているのだろう。
「ところで今日は何をしに街まで出てきたのかしら?何かの依頼?」
今日の活動はいつもの部室ではなく街に出て活動を行うとかすみが言い出したのだ。
それ故に私たちは大学の外にいるわけで。
「うーんとね、簡単に言うと小学生と遊ぶの!」
「はい?」
あまりの突拍子のない答えに間の抜けた返事をしてしまう。
小学生と遊ぶことが探偵サークルとしての活動と言えるのだろうか。
「だから、小学生と遊ぶんだよ!」
目を輝かせて私に訴えてくる。
はぁと嘆息しつつもかすみの話に乗ることにした。
たまには童心に帰るのも良いかもしれないわね。
「それで、どこで何をするのよ?」
「それはね~〇〇丘公園でね……」
「おーい、かすみ〜」
かすみの話を遮るように声が響く。
「おーい、みかんちゃん!佳奈ちゃーん!」
かすみに呼ばれたであろう二人組が現れた。
「おはよ、かすみ!」
「おはようございます〜」
かすみに呼ばれたのは高橋みかんさんと有働佳奈さんだった。
〇〇丘公園に4人が集まった。
〇〇丘公園というのは大学から少し離れたところにある公園で敷地は広く〇〇山の麓にあるため公園の一部は山に面している。
その〇〇山のやつ山頂まで公園になっており道中は車も通れるように整備されていた。
「かすみ、これは一体どういうことなの?それに有働さんと高橋さんも巻き込んでなにやる気?」
改めて説明を求める。
「えーとね、今日は私とツバキとみかんちゃん、佳奈ちゃんとで小学生とここで遊びます!」
「地域ボランティアで、参加してみたいなーって話してたらかすみちゃんがやろうよって言ってくれて…聞いてなかったんですか?」
「ええ。全く聞いてなかった…。」
「あらら…」
「大丈夫…こういう無茶振りにももう慣れたから…」
「ったく、大変だなぁかすみの世話係は」
高橋さん、有働さんの2人は同情の視線を向けてくれる。
「あっ!小学生たちがきた!おーいこっちこっち!」
私たちのことになんて目もむけずにかすみはやってきた小学生の子供たちを呼び寄せる。
子供たちはだいたい10人くらいで男女5人ずつといったところだ。
そして一通り子供たちが集合したところで…
「今日は私たちと遊びましょう!よろしくね!私の名前はかすみです!」
「ツバキです、よろしくお願いします。」
「みかんです!よろしくね。」
「佳奈だ、よろしくな!」
私たちは一通り自己紹介をする。
『よろしくお願いします!』
子供たちは大きな声で私たちに挨拶をしてくれた。
「じゃあみんな何して遊ぶ~?」
『ケイドロ!!』
かすみがそう聞くと子供たちはすかさず答えた。
学校で話し合ってきたのだろうか?
ケイドロというのはいわばチーム対抗鬼ごっこのようなものだ。
まずは警察側と泥棒側に分かれる。
そして警察側は泥棒を捕まえ、捕まった泥棒は警察の陣地内に連れて行かれる。
警察側は泥棒を全員捕まえたら勝ちとなる簡単なルールだ。
この遊びの画期的なところは捕まった泥棒にタッチすることで助けることができる点だ。
一般的には制限時間を設けてその制限時間ない逃げ切れたら泥棒側の勝ちとなる。
「ケイドロか!うん!やろう!」
かすみはやけに乗り気だ。
「じゃあチーム分けなんだけど…」
「もうチーム分けは終わってるんだよ。おねーちゃんたちは全員泥棒で良い?」
子供たちはそう提案してくる。
ルールまで考えてきてくれたのだろう。
それほど楽しみにしていたのだろう。
「(この子たちのためにも、一生懸命やるしかないわね)」
「よーし、制限時間は30分。よーいスタート!」
かすみの掛け声を合図に泥棒は一斉に逃げる。
有働さんは高橋さんと同じ方向に逃げていく。
私はかすみと行動を共にすることにした。
スタートして5分経過したが、未だ誰も捕まっていない様子だ。
山の中まで逃げることができ、そのため隠れ場所が多いこともあってか警察側は悪戦苦闘しているようだ。
「ねぇ、やっぱり大学生4人が泥棒側だと不公平なんじゃないかしら?」
「そうかな~、でも今からチーム変更も面倒だし…」
そこで一つ提案してみることにした。
「わざと捕まってあげるとか?」
「え!いいの!?」
かすみの表情が一気に笑顔に変わる。
「まぁ仕方がないしね。…?貴女まさか、喜んでるの?」
「う、ううん、ち、違うよ」
「そうよね、子供の遊びで興奮するなんてそんなど変態なことしないわよね」
「そ、そうだよー。」
「あっ子供たちがきたわ」
子供たちが私たちの隠れているところへ向かって歩いてくる。
「あっかすみ、警察だわ!逃げましょう!」
私はわざとらしく立ち上がり子供たちから逃げるふりをする。
『まて~』
子供たちは走って追ってくる。
『捕まえた!』
走るのも手を抜いていたためあっさり捕まってしまう。
『さぁお姉ちゃんたち!こっちにくるんだ。』
子供たちはそういうと私たちを自分の陣地の方へ連行する。
警察になりきっているみたいで口調も多少荒くなっている。
「はい〜〜!」
そんな中かすみは少し頬を赤くしながら大人しく連行されている。
「(嘘でしょ、この子…もしかして…)」
「うへへ、捕まっちゃったよ〜」
友達のど変態ぶりにさすがの私も若干引いた。
かすみは例え子供遊びでも、捕まって連行されているっていうシチュエーションだけで興奮している。
「じゃあお姉ちゃんたちはここで捕まっててね。」
私たちは警察の陣地に連れていかれた。そこで、ひらがなで「けーむしょ」と書かれた場所に連れていかれた。
「では、てじょーをかけます」
『て、手錠!?』
私たちは驚いて声を上げてしまう。
「泥棒なんだから当たり前でしょ」
子供たちはさも当然のように言ってくる。
現代のケイドロは進化してるんだなぁと感心した。
「おねーちゃんたち、早く!」
『はいはい』
子供に急かせれ、私たちは手を後ろに組んで差し出した。
「ん?てじょーなんだから手は前だよ~」
「あっそうだったわね。」
私たちはここ最近後ろ手で縛られることが多かったから感覚がおかしくなっているのだ。
「私のようにね、凶悪な泥棒は後ろに手錠をはめるんだよ」
かすみは小学生たちを唆し後ろ手に手錠を嵌められていた。
「(かすみ正気なの…!子供たちにこんなことさせて…!)」
「(正しい拘束の仕方を教えてあげているだけだよ〜)」
「(うわ…こういう人が子供へ悪影響を与えるのね…)」
「(ふーんだ、ほらツバキも後ろ手に組んでよ)」
「(はいはい…)」
私も半ば呆れ気味に後手を差し出し拘束を受ける。
『………。』
「ん…?どうかしたの?」
子供たちは私の顔をじっと眺めている。
「ツバキおねーさんって大きいですよね…」
「え…」
〈むにゅ…〉
「ひゃう…!」
〈むにゅ…むにゅ…〉
「や…やめ…」
女子たちは私の胸を揉みしだく。
「やわらかい〜」
「こらこら、ツバキおねーちゃんが困ってるからやめなさい」
かすみが私に助け舟を遣してくれる。
「かすみおねーちゃんはちっちゃいよね」
「え…」
〈むに…むにむに…〉
「ひゃ…こら…やめなさい……」
〈むに…むにむに……〉
〈もにゅ…もにゅ…〉
「あ……ぁん…」
「や…やめてぇ……!」
必死な抵抗するものの手錠によって拘束されているためでも足も出せなかった。
「はぁ…はぁ……」
「ぁ…ん……はぁ…」
それからしばらくして子供たちは私たちを置いて他の泥棒を探しに向かっていった。
「ひどい目にあったわね…」
「うん…でもちょっと良かったかも…」
相変わらずの変態ぶりに逆に感心しつつふと思った疑問をぶつけてみる。
「かすみっていつからそういう変態趣味を持つようになったの?」
「えーとね、たぶん子供の頃やったケイドロかな。」
「あら、これまた偶然ね。」
「子供の頃、ケイドロをしてて…
今みたいに捕まったことがあってね。
その時、友達の悪ふざけで近くに落ちてたロープでグルグルに縛られたの。
よくアニメとかで縛られているような感じでね。
最初は苦しかったんだよ。すごく締め付けられてて。
でも時間が経つにつれて体が自由にうごかせなくて締め付けられていることが苦痛じゃなくなってきて…気づいたら気持ちよくなってたの。
でも、また味わいたくても友達に縛って!とも言えないし、だから自分で自分を縛って楽しんでたの。」
「あら、そういう歴史があったのね、」
「えへへ…ちょっと恥ずかしいなぁ…」
〈ピピピピピピ〉
一通り話そを聴き終わった時、スマホのアラームが鳴り出した。
制限時間の30分が過ぎたのだ。
「しゅーりょー!!さぁ集まってきて!!」
かすみが小学生たちを集める。
それと同時に私たちの手錠を外された。
全員集まったところで…
「今回は泥棒の勝ち!」
かすみはそういうと子供たちとハイタッチをする。
「ねぇかすみお姉ちゃん。佳奈お姉ちゃんと、みかんお姉ちゃんは?」
「あれ?」
たしかに高橋さんと有働さんの姿が見えない。
そんなに遠くまで逃げたのだろうか?
「ちょっと遠くまで行ったのかもしれないからちょっと待っててみようか。お友達はみんないるよね?」
『はーい!全員いるよ』
子どたちは声を揃えて答える。
子供たちは全員いるみたいで安心した。
それにしても2人はどこに行ってしまったのだろうか。
「ボランティアの方ですか?」
突然私たちに話しかけてきたのは大学生と思われる男二人組だった。
「ええ、そうですけど」
「もしかしてあなたたちもボランティアの人?ちょうど良かった、今私たちの友達がいなくなっちゃって探すの手伝って欲しいんです。」
かすみは高橋さんたちを探すのをお願いする。
「へー、そうなんですか、大変ですね~」
「『へー』って助けてくれないの!?」
「お二人は何を勘違いしているのかわかりませんけど、私たちはボランティア活動でここに来たわけじゃないですよ。」
「じゃあなんで私たちに…?」
「あぁ、それはですね。」
そういうと片方の男ははカバンからタブレットを取り出し、私たちに見せてきた。
「これを見てください」
『!?』
そこには、縛られているみかんさんと佳奈さんの写真が表示されていた。
2人は後ろ手に縛られ胸の上下に縄をかけられており、腰縄から伸びた縄尻をそれぞれ2人の男に引かれている。
「貴方達!これは一体!」
「おぉっと大きな声は出さないでください。変に騒ぎ立てるとあなた方のお友達はタダではすみませんよ。」
「くっ…」
この写真から見るにこの私たちを脅迫している2人の他にも仲間の男達がいるのは確実。
その男達にみかんさん佳奈さんは見張られているのだろう。
ここでは向かって仕舞えば…二人は…。
「大人しくいうことに従ってもらいます。まずは子供達を帰らせてください。子供達は巻き込みたくないでしょう?」
「わかったよ…」
かすみは悔しそうに頷くと子供達の方へ行く。
「いま、私のところに連絡が来てかなお姉ちゃん達は大丈夫だから心配しなくていいって!だから、今日はもう解散ね」
『はーい、バイバーイ!お姉ちゃんたち!』
そういうと子供たちはみんな帰っていった。
「帰したよ、これで良いんでしょ?」
「はい。それじゃあこちらに来てください。」
私たちは言われるがまま男たちについていくしかできなかった。
「この車に乗ってください。」
白いワンボックスカーの前で男は車に乗るように命令した。
『…』
私たちは抵抗することもできず車に乗り込む。
「しばらく眠っててください」
「え、」
『ビリリリ』
突如スタンガンのようなものを当てられ、私の意識は暗闇の中へ落ちていった。
〈佳奈視点〉
「はぁはぁ、ここまで逃げれば追ってこないだろ」
「ちょっと佳奈待って~、早すぎ~」
ボクたちは警察の子供から逃げるために少し遠くのところまで来ていた。
急いで来たため、みかんは息を切らしている。
「なっさけないなー」
「はぁはぁ、だいたい子供の遊びで何もそこまで本気にならなくてもいいでしょ…」
みかんに見兼ねて声をかけるもいつものように論理的に返されてしまう。
ボクとみかんは正反対の性格なのにいつも一緒に行動している。
自分でもなんでだろう?と思うことはあるのだが、性格が違うからこそ惹かれ合う部分もあるのだろう。
「本気でやらないと子どもたちに失礼だろ」
「はぁ…はぁ…そうだね、本気で遊ばないと…!」
普段から運動をするボクにとってはどうってことないが普段運動をしないみかんにとっては意外ときつかったのだろう。
「あのかすみちゃん達は大丈夫かな?」
みかんはそう呟いた。
「かすみは大丈夫だろうな、あいつ運動神経良さそうだし。問題はツバキの方か。いつも本ばっか読んでるからな…」
「いや、どちらかというと心配なのはかすみちゃんの方で…」
「え、、あ、なるほどな…」
みかんの本意を汲み取り納得してしまう。
かすみの縛られたい欲というものは恐ろしいものがある。
今回も変なことをしていなければ良いのだが…。
本人に「ドMってやつか?」って尋ねたところ、「ち、違うよ!」と否定していたし素人にはわからない境界線があるのかもしれない。
「確かにかすみは心配だな、わざと捕まったりするんじゃないか」
「そうだね、かすみちゃんだしね……私たちは子供達が危険な場所に行かないか見張ってようか」
「ああ、そうだな!」
みかんの提案でボクたちはあたりの見回りすることにした。
とまぁ…数分見回りしたのだが…
「なんも起きないなー」
特に子供達の身に危険が起きることはなかった。
今の子どもたちはそういう教育をされてきたのだろうか。
ボクが小さい頃はいろんなところに入っては怒られていたっけ。
「あんたら子どもたちの付き添いの人か?」
ボクたちは突然声をかけられた。
声をかけてきた二人組の男でリュックサックを背負っていた。おそらく登山中なのだろう。
一人の男は髪を金髪に染めており、ボクが言えることではないが言葉が少し乱暴だった。
もう1人の方は太めの男だった。
「付き添いというかボランティアで…」
みかんが説明をする。
「さっき子どもが山の奥へ入っていくのを見たんだ。一緒に探してもらえないか?」
「えっ!本当ですか!?佳奈、どうしよう…」
「どうしようったって探すしかないだろ。どこで見かけたんだ?」
「あぁこっちだ付いてきてくれ」
そういうと男たちは私たちを誘導してくれた。
「まだですか?」
数分歩いたがまだその子供は見つからない。
ボクはともかくみかんには辛い道のりだ。
散策できるとはいえ山道の段差は体力を使う。
「確かこのあたりだったはずだな」
そういうと男たちは立ち止まった。そこは薄暗く、誰も立ち入ろうとはしない場所のように思えた。
こんなところに子供は本当に迷い込んだりするのだろうか?
「本当にこのあたりなんですか?」
「あぁ、このあたりだった、」
男は確信を持ったように頷く。
「本当に、こんな人も寄り付かないようなところに…」
「人が寄り付かないから、人を攫うにはもってこいだよな」
『!?』
そういうと金髪の男はみかんの首に手を回し、その首元に隠し持っていたナイフをあてがう。
「きゃあ!」
「みかん!!!」
「おっと動くなよ、もし動いたらこいつの命はないぜ」
金髪はみかんの首筋のナイフに力を入れ、ボクを脅す。
「くっ。最初からボクたちを騙す目的だったのか…!」
「その通りだ。お前たちはある計画のために身柄を拘束させてもらう。」
「ある計画って…?」
「それはお前らが知る必要はねぇな。さぁ大人しく縛られるんだな。おっと、少しでも抵抗したらこの子の命はないぞ」
そういうともう1人の方の小太りの男が縄を持って近づいてくる。
「くそ…」
「なにをしている、縛られるなら手を後ろに組むんだ。」
「分かってるよ…!」
ボクは手を後ろに組む。
〈ギチギチ…ギチギチ〉
ボクの手首にザラザラとした麻縄がかけられる。
手慣れた手つきでボクの手は動かせなくなった。
「ふふふ…」
手首を拘束し終えると男はボクの正面に立つ。
「……?」
ニヤニヤとボクを眺めてくる男。
「お楽しみの時間だよ。」
男はリュックサックの中からハサミを取り出す。
「っ…!?」
「どんな身体をしてるのかな?」
「や、やめ…!」
「おっと大きな声は出すなよ。お友達がどうなっても良いのかな?」
「っ…卑怯者……!」
〈チョキン…〉
男はボクの服を切り始める。
〈チョキン…チョキン…〉
徐々に露わになる白い肌。
〈チョキン…チョキン…〉
数分もしないうちにボクのTシャツは剥がされてしまった。
「最後は…」
「ちょっ…ブラは……!」
〈チョキン…〉
最後にブラジャーも切られ、ピンク色の乳首が露わになる。
「いや…」
身体を隠そうにも後ろ手に縛られているため身動きができない。
「ズボンも脱ぎ脱ぎしようか。」
ボクの気持ちなんて知らずにズボンを脱がせる。
蹴ってやろうとも考えたが、みかんの首元のナイフを見てその気持ちも無くなる。
「パンツもとるんだろ…」
「あぁ、察しがいいな。」
男はボクのパンツも下げ、秘部を露出させる。
山の中で裸に剥かれていると考えると恥ずかしさでおかしくなってしまいそうだ。
「見るなぁ…!」
まじまじと秘部を凝視してくる男に訴えかけるもののなんの効果もない。
「縛りの続きだ。」
ボクの秘部に満足した男は再び縄をかけてくる。
ボクの胸の上下に縄をかけ、男は満足そうに汗を拭った。
「ボクたちを裸にして縛ってるとこ誰かに見つかるかもね」
「安心しろ、この辺は誰も通りはしない。」
ボクの多少の揺さぶりには動じなかった。
「次はお前だ。」
金髪の男はみかんの首から手を離す。
「さぁ脱げ。」
「っ……!」
みかんは男を睨みつける。
「脱がないとお友達がどうなっても知らないぞ」
男は縛られたボクを使いみかんを脅迫している。
「分かりました…。」
みかんは服を脱いでいく。
ぷるんとしたみかんのおっぱいが露わになる。
そしてみかんの秘部も全て…。
「全裸になれなんて言ってなかったのにな。そんなに脱ぎたかったのか?」
「どうせ脱がせるつもりだったんでしょう?」
「ふふふ、さぁ、手を後ろに組むんだ。」
「っ……はい……!」
みかんは大人しく手を後ろに組み縄を待つ。
男はそんなみかんに容赦なく縄をかけていく。
〈ギチギチ、ギチギチ〉
みかんも私と同じように胸の上下に縄をかけられ、縛られてしまう。
「最後に腰縄だな」
そういうと男たちは私たちの腰に縄を巻き始める。
『(もしかして、股縄!?)』
ボクの脳裏に最悪の二文字が浮かぶ。しかし、男たちは腰に巻きつけた後の縄尻を持つと、それを股間に通すことはしなかった。
そして男たちはその縄尻を持って命令してくる。
「さぁ歩いてきてもらおう」
そういうと私たちの腰縄を引っ張り私たちを連行する。その姿は大罪人を連行するようだった。
まだ日が高い中、上半身を縄で縛られ、縄で引かれ歩く女子大生2人。
明らかにこれは犯罪だ。
ボクたちはこんな犯罪に巻き込まれてしまったと思うと背筋がゾッとする。
数分歩くととある山小屋についた。
そこにボクたちを入れると金髪男はスマートフォンのセルフカメラを起動させ、ボクたちとボクたちの縄尻を持った自分らの写真を撮った。
「その写真…どうするつもり…?」
ボクはおそるおそる尋ねる。
「へへ、この写真はな、お前達の仲間を捕らえるために利用させてもらう」
それは考えられうる写真の使い道として最も最悪なものであった。
「…そんな、その仲間って…」
みかんが怯えながら尋ねる。
「春風椿と秋山かすみだ」
〈ツバキ視点〉
「…お、ろ、…おきろ!」
「ぅん…」
男の声で私は眼を覚ます。起きて早々自分の体の違和感について気づく。
「あれ?身体が…動かない…うそ、縛られてる!?」
「って…なんで裸に……」
私の身体は全裸に剥かれていた。
それだけでなく、手を後ろ手に縛られ胸の上下にも縄を通され腕も固定されていた。
また、腰に縄が巻かれていてその縄尻を私たちを誘拐した男の1人が握っている。
私の隣を見るとかすみも同じように裸に剥かれ、縄により拘束されており縄尻をもう1人の男に握られていた。
「かすみ!大丈夫!?」
「うん…なんとかね、ツバキも無事そうでよかったよ」
とりあえず友人の無事に安堵する。
「車の外に出てもらいます」
一瞬の安堵を壊すように誘拐犯の男は告げる。
私たちは縄尻を引かれるがまま車からおりた。
車から降りるとそこには古びた山小屋があった。
そして、その山小屋がある、今私たちが連れられてきたところは〇〇山の中腹くらいと思われる。
「ここに入ってもらいましょうか」
私たちはその山小屋の中に入れられる。その小屋の中はいかにも古く、木材や木を伐採する道具が所々に乱雑に置かれている。
使われなくなってからだいぶ経つのだろう。
そんな小屋の奥に見慣れた2人の姿があった。
「みかんちゃん!佳奈ちゃん!」
「かすみ!」
「春風さん!」
お互いの無事を確認し、少し安堵する。
案の定2人も縛られてはいたがとりあえず命は無事みたいで安心した。
2人のもとに駆け寄ろうとしたが縄尻を強く引かれてしまったためその場から動くことはできなかった。
「よく2人を拘束してくれました。計画は完璧です。」
「あぁ、そっちもうまくやれたみたいでよかったぜ」
私たちを拘束した丁寧な口調の男と、おそらく高橋さんたちを拘束したであろう金髪の男が話している。
どうやら丁寧な口調の男がリーダーで、金髪の男が副リーダーといったところだろう。
そしてそれ以外の2人を合わせた計4人の誘拐グールプと思われる。
「さっきも『計画』って言ってたけど、ボクたちをなんの目的で誘拐したのさ!」
有働さんが男たちに尋ねる。
「それは、お前らの身体チェックが済んでからだな。」
そういうと男たちは私たちの近くへ寄ってきた。
「ちょっと、何する気??」
全裸の私たちに手を伸ばす男たちに身体を硬直させる。
何故か男たちは私たちの身体の縄を解き始めた。
「え?」
私たちは心の中でこれは逃げるチャンスだと悟った。
この男たちはかすみと有働さんが運動神経がいいことを知らない。
2人にかかればこいつらなんてやつけられる。
誰もがそう確信した。
そして体の縄を解き終わると、2人は一斉にリーダーと金髪の男に飛びかかっていった。
『やぁぁぁぁぁ!!!』
〈ドォォォォォン〉
『なっ!?』
そう驚きの声をあげたのは私たちの方だった。
投げ飛ばされたのはかすみと有働さんの方だった。
「うぅ…ど、どうして…」
「あなた方が武道の心得があることは知っていましたよ。」
「だがな、俺たちの方が一枚上手だったな」
「く、くそ…」
「これで力の差はわかったはずです。大人しく従ってください。」
かすみと有働さんが負けた。
これは私たちの反抗心を折るのには十分だった。
「では身体検査を始めます。」
4人の男たちは一人ずつ私たちの正面に立つ。
「身体検査って…裸の私たちが何かを隠せるわけないじゃない……」
「ふふ、どこになにを隠しているか分かりませんからね」
〈もにゅ…むにゅ…むに…〉
「ん…!」
男たちは私たちの胸を揉み始める。
「ん…やめ…なさい」
「ぁ…強く揉まないで…」
「ん…ボクに…ぁ触るなぁ…」
「やめ…て…ください……」
1分くらい揉み続けて満足したのか、男たちは手にロープを持って近づいてくる。
「これからあなたたちを縛り上げますが、決して抵抗しないように」
「へっ抵抗したところで無駄だけどな!」
私と高橋さんは部下とみられる男2人、かすみにはリーダーのような男、有働さんには金髪の男が担当となり縛り上げるようだ。
私の目の前の男は縄を半分に折り、三箇所に結び目をつけていく。
そしてその結んだ縄を私の首にかける。この縛り方は菱縄縛りだ。
以前、かすみから聞いたことがある。
頼んでもないのに熱く解説をしてきたから嫌でも記憶していた。
そして男はその縄を股間のワレメに通し引っ張り上げる。
『ん、んん!!』
いやでも体に衝撃が走る。
高橋さんも同様に縛り上げられており、くぐもった悲鳴をあげる。
「あなたたち2人は先ほど抵抗の意思を示したのでペナルティを与えさせてもらいます」
「ペナルティ…?」
「かすみさんならわかりますよね?これ」
「そ、それは…!」
そういうと男はかすみに縄の結び目を見せる。
その数は明らかに私たちの縄より多い。おそらくあれは『瘤縄』というものだ。
かすみ曰く、より強い刺激が身体を走るものらしい。
そんなことより、私が驚いたのは、
「(かすみの自縛趣味を知っている…?)」
大学の中でも私たちくらいしか知らないことをなぜ知っているの…?
『あ、あぁん!』
ワレメに通された瘤縄を引っ張り上げられ、かすみと有働さんが悲鳴に近い声を上げていた。
私たちに比べると想像以上の痛みに苦しめられているのだろう。
そんな苦悩などつゆ知らず男たちはテキパキと私たちの体を縛り上げる。
ほんの数分で私たちの身体は縛られてしまった。
「凄い…胸…」
私を縛りあげた男がボソッと呟く。
かすみや有働さんに比べると私と高橋さんは縛りによって胸の大きさが強調されてしまっている。
胸に関して言えば私のコンプレックスでもある。
「見ないで…!」
そうは言ってみるものの男の視線は外れることはなかった。
「貴女達にはこれを着てもらいます。言っておきますが拒否権はございませんので」
リーダーの男は白と黒のボーダーの服を取り出し私たちに投げつける。
私たちは言われるがままその服を着用する。
「!!?なによ…これ…」
その渡された服はとてもピチピチで体のラインが丸わかりなほどであった。
かすみ達も同様にピチピチの服を着させられている。
また、その小ささゆえに体に巻かれているロープが鮮明に浮き出て見えている。
それに加えて、胸の部分と股間の部分に大きな穴が開いていて乳首と股間が丸見えになっていた。
「丸見えじゃない…」
「特製の囚人服です。いかがですか?」
「最悪よ…」
「お似合いですよ。では、最後の仕上げです。手を後ろに回してください」
「くそ……!」
私たちは胸と股間を隠す手を後ろに回す。
男達は私たちの背後に回り、ガチャガチャと何かを準備していた。
〈ガチャリ…〉
鉄製の手錠が嵌められる。
私たちは白黒のボーダーの服を着て後ろ手に手錠を嵌められた状態だ。
「(これってまるで…)」
「まるで囚人みてぇだな」
金髪の男は私たちを挑発するように発言する。
「本当ならあなた達が捕まるべきだよ」
かすみが反論する。
「貴方たちは誰……?私たちをこんな風に監禁してなにが目的なんですか!」
高橋さんが誘拐グループに尋ねる。
「それは、大方気づいているんじゃないですかね?そうでしょ?秋山探偵?」
「うん、大体はね…」
「お聞かせください」
「まず気になったのは私と佳奈ちゃんが武道の心得があることを知っていたこと。」
「はい。」
「次に気になったのが、私の自縛癖を知っていたこと。ここまではただのストーカーだと思ってたよ。」
「なるほど。」
「でも、思い出したんだ、この金髪は私にナンパしてきた男だった。それに気づくと後は簡単に思い出せた。この男たちはみんな私がフった人たちなんだよ。つまり君達の動機は私にフラれたことへの逆恨みってとこだね」
かすみの推理は私の考えていたものと一緒だった。
かすみと始終一緒にいた私も彼女に告白した男は覚えていた。
「さすがですね。正解です。私たちはあなたに復讐をするために集まったのです。」
「それって逆恨みもいいとこじゃないか!!」
「うるせぇ!!」
金髪の男は有働さんを突き飛ばす。
「あぅ!」
「私に恨みがあるならツバキや、みかんちゃん、佳奈ちゃんは関係ない!みんなを解放して!」
「そういうわけにもいきません。私たちはあなたが絶望していう顔を見たいがためにこんなことをしているのです。友達が苦しめばあなたも苦しむ。だから拘束しました。」
「下衆だね…」
「ともあれ、一方的に監禁するのもどうかと思いますので1つゲームをしましょう」
「ゲーム?」
「なに、ケイドロですよ。私たちが警察。貴女達が見た目の通り泥棒。貴女達が全員捕まれば我々の勝利。山の麓まで行き助けを求めたのなら貴女達の勝ちです。」
「さっきも言ったように拒否権はねぇからな」
「それではこれから3分間作戦会議をして下さい。」
男はストップウォッチで時間を計り始める。
「ごめん…私のせいでみんなを巻き込んで…」
かすみが私たちに謝罪する。
「かすみちゃんは悪くないよ!大丈夫、かすみちゃんと佳奈がいるから簡単に逃げられるよ!」
「…それなんだけど、実はボクさっき突き飛ばされた時、足をグネッたみたいで。それと、縄が…食い込んで…」
「実は私も、普通の菱縄なら慣れてるんだけど瘤は…動くたび擦れて…」
「慣れてるっていう発言は置いといて、2人は満足に行動できないってわけね…」
『ごめん、、』
2人は謝ってくる。
かすみたちは悪くないが、機動力のある二人がこうなってしまったのは痛い。
私たちの中に諦めの空気が流れ始めていた。
「大丈夫!かすみちゃんと佳奈が満足に動けないなら私とツバキさんでカバーすればいい、みんなで絶対逃げ切ろうよ!」
「高橋さん…」
高橋さんがこんなこと言うなんて正直意外だった。
どこか頼りないようなところがあったのだが今はみんなを奮い立たせようとしている。
「うん!みんなで逃げのびよう!」
「ああ!みかんありがとうな!」
私たちの周りにあった不安というものは吹っ切れたような気がした。
「さぁ時間です。私たちは貴女達がスタートしてから100秒後にスタートします。」
どうやら3分が経過したようだ。
「おっと、頭のキレる探偵さん達にはこれを付けてもらうぜ」
「ちょっと、やめなさ…むぐぅ!」
「なにすんのさ…むぐ!!!」
金髪の男は私たちにボールギャグを噛ませる。
「ちょっと!話が違うじゃないか!!」
「言ったでしょう、貴女達に逆らう権利はありません。それ以上言うと貴女方にも咥えさせますよ。」
「うぅ…卑怯者」
「なんとでも言ってください。それではスタートです」
そういうと、山小屋の扉が開かれた。
私たちは急いで出口に向かう。
外に出るとあたりはもう夕暮れで暗くなりつつあった。
「とりあえず下の方へ逃げよう。」
「オッケーみかん!」
『むぐぅ!!』
高橋さんの指示で動く。
彼女はこういう時でも的確な判断ができる人間のようだ。
それからも私たちは高橋さんの指示で動き続けた。
しかし、麓まではまだまだのようだった。
「はぁはぁ…」
〈ヒュー…ヒュー…〉
私たちの息切れの音が辺りにこだまする。
股縄をかけられているだけで走りづらいのに加えて、後手に手錠を掛けられているため少しの移動も大変だ。
〈ガサ、ガサ〉
足音が近づいてくる。
「まずい、もう近くまで追ってきてる…みんなまだ走れる?」
「おう!」
『むぐ!!』
私たちは一心不乱に走る。
「はぁはぁ」
〈ヒューヒュー…〉
「あっ山小屋がある!!」
高橋さんは明かりの灯る山小屋に視線を送る。
「むぐ!!」
「たっ助かった…」
「でも…こんな格好で…」
自分たちの身体を見やる。
裸のまま縛られ、股に通された縄は愛液で濡れてしまっていた。
「ボクの股から変なのが…なにこれ……身体もアツい…」
「でも助かるには助けを求めるしかありません…!」
私たちは意を決してその小屋に向かう。
「開けてください!開けてください!」
「はい~開いてますよ~」
高橋さんは後ろ手で扉を開け、私たちは山小屋の中へ入る。
山小屋の中は先ほどの山小屋のような作りだった。中で作業をしていた若い男が駆け寄ってくる。
「どうしたの!?君たち、そんな格好で…!」
「実は変な人たちに誘拐されて、こんなことに…」
「そうだったのかい。苦しかっただろうに。」
若い男性は私たちの拘束を解こうとこちらに向かって歩いてくる。
「むぐぅぅぅぅぅ!むぐ!むぐぅぅぅぅぅ!!!」
一同が安堵する中、かすみだけが首を横に振りながら唸っていた。
『??』
私たちは首をかしげる。
だが、その事実に気づいた私も…
「むぐ!!!むぐぅ!!」
「どうしたの、二人とも?」
「多分、苦しい苦しい拘束から解放されるから喜んでいるんだよ。」
「あっそうですね!かすみちゃん、ツバキちゃんもう大丈夫だよ!」
「(に、逃げて、その男は!!)」
「じゃあ、佳奈ちゃんとみかんちゃんも同じものを咥えようか」
『えっ?』
『(その男は、あいつらの仲間なのよ!!)』
『む、むぐぅぅぅぅぅ!!!」
有働さん達は男に猿轡を咥えされられる。
「まさに計画通りですね。」
山小屋に男達四人組が入ってきた。
「その男は今朝、かすみさんにフラれたばかりの男ですよ。どうやらお二人は気づいたみたいですけど、少し遅かったようですね」
「むぐ!!」
かすみは男達を睨みつける。
「そんなに睨まないでくださいよ。別に警察側が4人だけとは言ってませんよ。」
「むぅ!!むぐぅぅぅ!!!」
「騒ぐな!!騒いだら全裸で縛られている写真を全世界に晒すぞ!」
金髪の男の脅迫に私たちは怯えてしまった。
そのままなすすべも無く男達に縛られ直される。
山小屋の中に設置された4本の柱に縛り付けられていく。
手錠は外されたのは良かったが、4人とも手首を縛られ体ごと柱に縛られてしまう。
幸いにもボールギャグも外された。
「これから私たちをどうする気なのさ!」
「言っただろ?お前に復讐するって…」
そういうと男達はノートパソコンを持ち出し、とある動画を流し始めた。
「うそ、これって…」
「私の部屋…?」
そこにはかすみの部屋が映し出されていた。映像の中でかすみが部屋の中に入ってきた。
すると、おもむろにクローゼットから麻縄を取り出した。
「いや…見ないで…」
かすみは縄を取り出し、それで体を縛っていき、綺麗な亀甲縛りが完成した。
すると、かすみはローターを自分の秘部に挟み亀甲縛りの股縄で固定する。
そしてローターのスイッチを入れ自慰行為を始めた。
「いや!!!!見ないでぇぇ!!!!!むぐぅ!!!!」
かすみは見られたくないと大声で叫ぶも、男に猿轡を嵌められる。
「自分で自分を縛ってローターで快楽を得ている。これはどド変態ですねぇ…」
「むぐぅ…」
かすみは映像の中で約一時間ほど自慰行為を続けていた。
その間、映像を見ているかすみは涙を流しながらくぐもった声を上げ続けていた。
「いかがだったでしょう?かすみさんはこんなド変態だったのです。みなさん、失望でしょう。」
「あぁ、こんなド変態、オレならドン引きだぜ」
「むぅ…」
「ツバキさん達はどうでしたか?」
「もちろんドン引きだよなぁ、かすみさんの醜態によ!」
『なんだぁ…いつものことじゃん』
私たちは声を揃えて、いたって普通の返事をする。
『は?』
男達は明らかに動揺していた。
「こんなことで失望するような友情じゃないのよ私たちは!」
「そうだぜ、かすみのこんなとこも全部ひっくるめて大好きなんだ!」
「かすみちゃんのこと趣味のおかげで助けられたこともあるしね!」
「む、むぐぅ!!!!」
かすみは私たちの方に顔を向け声を出している。
「そうですか、それならこちらにも策はあります。」
「…?」
4人の男たちはとあるものを取り出し、それぞれ一つずつ手に取った。
「っ…!?」
男たちの手にあったものはローターだった。
男たちはそれを私たちの秘部へ近づける。
「なにを…?」
「かすみさんと同じことをしてもらいます。」
男たちは私たちの秘部へローターを取り付ける。
〈クチュリ…〉
「なんだこいつら濡らしてやがる。股縄如きで感じてるのか、、」
〈クチュリ…〉
「ぁん…ひ…」
男たちは何度も秘部を撫でるようにローターを股縄で固定する。
「それではお楽しみのお時間です。」
〈ブィィィィィン〉
「あぁん!」
「むぐぅ!」
「なんだ…これ…」
「っ……!!」
ローターは最高出力で秘部を刺激する。
股縄でほぐされた私たちの身体は限界が近かった。
〈ブィィィィィン〉
数十分が立った頃、限界に達した。
〈ぷしゃぁぁぁぁ〉
潮が吹く。
足がガクガク震えて力が抜ける。
しかし柱に縛られた身体は立つことを強要する。
〈ぷしゃぁぁぁぁ〉
「うぅ…」
「むぐぅ…」
「あ…っあ…」
「っ…っあ…!」
「情けない奴らだ。」
男たちは私たちを見つめながら呟く。
そして男たちは自分たちのズボンを下ろそうとする。
「(まずい…このままだと…)」
脳内で危険だと思っても私たちの身体は言うことを聞かない。
ローターによって骨抜きにされた身体は自分のものとは思えないほど震え火照っていた。
「(もうダメかも…)」
誰もがそう思ったその時であった。
「そこまでよ!!」
複数の警察官が小屋の中に入ってきて男達を瞬く間に制圧する。
「ちくしょう!!なんでサツがこんな早くに!」
「大胆なことをしすぎたわね、通報が入ったのよ『ボールを咥えたかすみお姉ちゃんたちがおっぱい出したまま泥棒の格好して山の中を走り回ってる』ってね」
「あのガキどもが…」
「詳しいことは警察署で聞きましょうか」
男たちは警察官に連れていかれた。
そして真っ先に乗り込んできてくれた大空花憐が私たちのところへ駆けつけ拘束を解いてくれた。
「あ…ありがとう……」
「ったくあなたたちはどうしていつも事件に巻き込まれるのよ。」
「ごめんなさい…」
「まったく…そんな弱りきってちゃ張り合いがないわ。今日はゆっくり休みなさい」
花憐は私たちに毛布をかけてくれた。
それから数日後、取り調べも終わり私たちはいつものように部室でお茶を飲んでいた。
今日は有働さんと高橋さんもいる。
「ね!みかんちゃんと佳奈ちゃんも探偵サークルに入らない?」
「私はすごく嬉しいけど、佳奈は陸上部があるでしょ?」
「んーまっ大丈夫じゃない?掛け持ちとか大学じゃよくあることだし」
「じゃあ、よろしくお願いします!かすみちゃん、春風さん」
「これからよろしくな!」
「こちらこそよろしくね。それと高橋さん、私のことは下の名前で呼んでも良いわよ。春風さんっていうのちょっと恥ずかしいから」
「あ、そうですね、ツバキさん!私も下の名前で呼んでください!」
「ボクのこともね!」
「じゃあ、改めてよろしく、みかんさん、佳奈さん!」
「ちょっと硬いけど、ツバキさんらしくて良いかもね」
「っといくことでリーダーはみかんさんで異論はないわね?」
「ボクは異論なし!」
『はい~??』
みかんさんとかすみが驚きの声を上げる。
「そりゃそうでしょ、山小屋から逃げる時のあのリーダーシップ。みかんさんしかいないでしょ?」
「でも、部長は私だし…」
「そう、部長はかすみでいいのよ、でもリーダーはみかんさんなの。」
「ど、どうしてさ!」
「かすみなんかに任せてたらこのサークルのイメージに問題が出てくるわ。ケイドロの時子供たちにわざと捕まって拘束されに行ってた姿は正直どうかと思ったわよ」
「そういうところも大好きって言ってくれたじゃん!」
「好きは好きよ。でも、頭がおかしいとは思ってる。」
「そ、そんな~佳奈ちゃんとみかんちゃんはそんなことないよね?」
『あ…いや~……』
「嘘でしょ…」
「そういうことだから、部長としての雑務はよろしく頼むわよ、変態部長さん。」
「も~その変なあだ名やめて~」