【F/M】お仕置き屋は突然やってくる
🕑 Added 2025-04-21 13:20:31 +0000 UTC
お仕置き屋は突然やってくる
(F/M)
それは、美奈子と別れてからちょうど一ヶ月後のことだった。
少年──蒼士はいつものように、SNSで女を漁っていた。
端正なルックスを誇る蒼士は、女に困ったことなどない。
学校でも、SNSでも、好みの女を見つけたらすぐに手に入れる。それが人のものであろうとも、関係はない。
しかし美人は三日で飽きるとはよく言ったものだと蒼士は思う。
いくらルックスが良くても、一通り遊んだら本当に飽きてしまう。
かといって中身を重視する恋愛など蒼士には出来ない。
蒼士は自分にふさわしいルックスの者にしか惹かれないのだ。
だから──美奈子とも別れた。
美奈子は嫌がったけれど、最後は蒼士が別の女を美奈子の前に連れてきて諦めさせた。
お前なんてもう好きじゃない。
そう言ってやった。
美奈子は感情を爆発させ、怒ったり、泣いたりしていたが、蒼士はそれも仕方のないことだと思っている。
こうする方が、お互いのためなのだから。
どのみち──今仲良くしている女ともいずれおさらばする。
さて。次はどの女にしようかな。
蒼士がそんなことを考えていると、インターフォンが鳴った。
モニターに、見たことのない女が映っていた。
随分と背の高い女だ。まるで、モデルのようにも見える。
顔はハッキリとは見えないけれど、それでも相当な美人であることは確かだった。
こんなルックスの持ち主は蒼士の知り合いにいない。
部屋番号を間違ったのか。
そう思いながらも蒼士は、マンションの玄関ホールのロックを解除した。
もし、自分を訪ねてきたのならその時は…楽しませてもらおう。蒼士の欲望に火が灯る。
程なくして蒼士の住む部屋のドアをノックする音が聞こえた。
あの女が来た。
押し間違いでは無かったようだ。
ドアの向こうに、モニター越しで見るよりもずっと美麗な女がそこにいた。
谷間や肩、太ももを露出した大胆な衣服に身を包んだ女。
ダークブラウンのロングヘアからはふわふわと華やかな香りが漂っている。
女は、蒼士を見てニコリと愛想よく微笑んだ。
「初めまして。咲田 蒼士さん。私、カリナと申します」
女はそう言って、名刺のようなものを差し出した。
名刺を持つ指に目が留まる。
指が、長い。この女は蒼士よりも背が高いからその分、手も大きくて指も長いのだろうが、それにしても長い指だ。
"男裁グループ"
一級お仕置き屋Karina
名刺には奇妙な文字が刻まれていた。
「はぁ…?」
意味が分からない。やはり何かの間違いかと思った。
「栄田美奈子様にお仕置きを依頼されて参りました」
女──カリナは言って、もう一度、愛想よく笑った。
そして。
細い腕が蒼士に向かって伸びてきて──その大きな手が、蒼士の首を掴んだ。
細い首を、小麦色をした長い指が巻き付くようにして締め付けてくる。
「ぐぁっ!?」
ゾッと力が抜けるような奇妙な感覚に襲われ、蒼士は思わず首を窄めた。
「選択されたコースは……S級:問答無用去勢こちょこちょ地獄コースとなります。詳しい説明は後ほど」
カリナは不敵な笑みを浮かべたまま告げると、背後から二人の女が現れた。
「なんなんだっ!?」
蒼士は後退りをし、女たちから離れる。
「蒼士さま。大人しく着いてきてくれませんか。でないとこちらも少し…手荒な真似をしなくてはいけなくなります」
二人の女が、カリナの前に出る。
「なんなんだって言ってるんだよ!」
カリナとかいう女はさっき、こちょこちょがどうとか言っていたか。
こちょこちょは、嫌いだ。
本当に、嫌いだ。
ただただ不愉快で、気持ち悪くて、苦しい。
「け、警察呼ぶぞ!?」
あわよくば食ってやろうと思っていたが、なんだかヤバそうだ。
蒼士はスマートフォンを取り出した。
「どうぞ呼べるものなら」
カリナはニッコリ笑って右手をゆっくりと挙げた。
それを合図に、二人の女が土足のままズカズカと部屋に上がってくる。
一人はスポブラ姿のスポーティな女、もう一人は手首に蝶のタトゥーの入った黒髪の女だ。
相手は二人いるが、所詮は女だ。勝てないはずもない。
蒼士はそう考えていた。
「いい加減にしろっ!」
蒼士はスポブラ女を突き飛ばそうと前に出た。
しかし。
蒼士の手首は容易く捕まえられた。
「なっ!?」
引き抜こうにも凄い力で抑えられ、逃げられない。
「大人しくしたほうが…身のためだよ」
女はぼそりと呟くと、もう片方の手の親指を突き立て──
──どすっと蒼士の骨盤の窪んだところに打ち込んだ。
「あ"っ!?」
骨盤の窪みにある触るとこそばゆいツボに親指が打ち込まれ、蒼士の下半身からふにゃりと力が抜ける。
床に片膝をつく蒼士。
そこへ──もう一人の女が近づいてくる。
「大人の言うことは聞いておくべきだよ…ね?」
女の細長い指が蒼士の顎周りに吸い付き、こしょこしょこしょこしょこしょこしょと爪の先でこしょぐり回した。
「ふあっ!?あひひひひひひひひひっ!!?いひひひひひひははははははははは!!?」
顎周りや首の周りをこしょこしょ這い回る指先。
首回りの皮膚に鳥肌が立つ。
蒼士は首を窄めて悶えながらも女から離れ、よたよたと倒れるようにリビングへと逃げ込んだ。
「坊や〜?逃げ道なんてないよ」
玄関の方からカリナの声がする。その声は低く、さっきとはまるで別人だ。
「大人しく…お姉さんたちに…着いてきなさい。でないと本当に…こちょこちょ地獄で無理やり連れていくよ」
廊下からカリナたちが姿を現す。
全員、蒼士よりも背が高い。
このままでは、妙なことに巻き込まれてしまう。
蒼士は慌てて窓際に置いてあったバットを手に取った。
「これは正当防衛だ!文句はなしだぞ」
女たちにバットの先を向け、威嚇する。
「仕方ない。二人とも。やってあげて」
カリナがため息をついてそう言うと、二人の女が再び前に出る。
「警告はしたからなっ!」
蒼士が思い切りバットを振る。
バットは空を切った。
腰骨のあたりに、また嫌な感覚が走る。
バットをかわしたスポブラ女が、蒼士の腰骨を挟むようにがっしりと捕まえていた。
親指の先っちょが骨盤の窪んだこそばゆいポイントに触れており、バットを握る手から力が抜ける。
少しでも下手に動けば、女の親指と骨盤のウィークポイントが擦れてくすぐったさが発生するため、動けない。
「仰向けに寝なさい」
女は言った。
「だ、誰がっ」
女の言うことなんか聞きたくない。
「そう?じゃあ私がやってあげようか」
女はそう言って、親指をクニュクニュと動かし、骨盤のこちょばいポイントをほじった。
叫ばずにはいられないくすぐったさが炸裂する。
「がぁぁぁぁぁっ!!?」
蒼士は膝を震わせ、バットを落としてしまう。
「私にやられたくなかったら…自分から仰向けになること」
女は脅すように言った。
上目遣いで蒼士を睨んでいる。
屈辱的だ。
見下している女に、こんなふうに脅されるなんて。
従った方が良いのだろう。でも、従ったところで良い結果は待っていないのも明らかだった。
蒼士のプライドは踏み躙られ、さらに身体に責め苦を与えられるのだ。
「や、やらなかったら…?」
蒼士は自身のプライドを優先させ、反発した。
女はフッと鼻で笑った。
「こうするだけ」
女は細長い親指を器用に操り、クニュクニュクニュクニュクニュクニュクニュクニュクニュクニュクニュクニュと骨盤の窪んだこちょぐったいツボをほじくり回した。
「の"ぁぁぁぁあははははははははははははははははははははははははは!!?あはは!?あへははははははははははははははは!!?ちょっ!!やめっっ!!?あっ!?」
痺れるようなくすぐったさが骨盤のツボに注ぎ込まれ、蒼士の下半身から完全にふにゃりと力が抜ける。
蒼士がどてんっと倒れ込むと、そこに、二人の女が覆い被さるようにして襲ってきた。
「くひゃっ!?やめろっ!来るなっ!」
二人の女はそれぞれ、蒼士の片腕を掴み、蒼士の真横に寝転ぶと、そのむっちりとした長い脚で、蒼士の太ももを挟んだ。
仰向けの蒼士は、腕を掴まれた状態で二人の女に挟み込まれるようにして身体を大の字に拘束されてしまった。
「離せっ!!触んなっ!!」
蒼士がいくらもがいても、二人の女は蒼士の手脚に絡みついて離れない。
蒼士の視界に、恐ろしいものが映った。
二人の女が、その手に生え揃う指をワキワキこちょこちょとうねらせているのだ。
蒼士の背筋に寒気が走った。
この二人は、こんな状態の蒼士をくすぐり地獄にするつもりなのだ。
「ちょっ!?」
蒼士は慌ててさらにもがく。しかしやはり、逃げられない。
「捕まっちゃったねぇ?こちょこちょサンドイッチの刑だねぇ」
哀れにも二人の女に組み付かれ拘束された蒼士を見下ろしながら、カリナが笑った。
「ふ、ふざけんなっ!」
怒鳴る蒼士を見て、カリナはさらに不敵な笑みを浮かべそして──
「処置開始」
そう言ってぱちんと指を鳴らした。
直後──。
スポブラ女のマッサージの上手そうな白い指が、蝶タトゥーの女の爪の長い指が、蒼士の無防備な横っ腹のあたりに喰らい付く。
「ぎゃうっ!!?」
蒼士の目がギョッと大きく開く。
そして。
二人の女は、横っ腹の筋肉に張り巡らされた敏感な神経のスジをほぐすようにこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょと指を這わせた。
「うにゃっ!!?ぎゃっ!?やめっ!?やぁぁあはははははははははははははははははははは!!?離せっ!!離せ離せ離せぇぇぇっ!!!えへへへへははははははははは!!?」
蒼士の大の字に引き伸ばされたままの細い身体がビクビクと波打つ。
暴れても暴れても、二人の人力拘束からは逃げられない。
我慢してやろうと思っても、白い指が筋肉と神経を捉えてこちょこちょほぐすだけで、爪の先が表皮と神経を絶妙なタッチで掻くだけで──筋肉が弛緩して笑いが止まらない。
「こういうの…自業自得って言うの…知ってる?」
カリナは屈み込み、蒼士の悶え顔を覗き込んだ。
「う、うるさいっっ!!このっ!!っっははははははははははははははははははははははははは!!?くそっっ女ぁぁっ!!」
蒼士は横っ腹にごちょごちょ注入されるくすぐったさの暴力に顔を歪ませながら叫ぶ。
「うるさい?そんな汚い言葉を歳上に向かって吐いて良いのかな」
カリナがサディスティックに言うと、蒼士をこちょぐる指の動きが変化した。
白い指が骨盤のツボをグリグリグリグリと抉り、
もう一人の女の爪の先が腹筋のあたりをワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!!っと掻き回した。
「えあっ!?くかっ!!?かっ!!?かはは!?かはははははははははははははははははははははははははは!!?ちょっ!?おほほほほはははははははははは!!?」
腰が抜けそうなくすぐったさと、呼吸が乱れる激しい爪によるくすぐったさが同時に襲い掛かり、蒼士はパニックに陥る。
両脚は太ももによって締め付けられ、腕はがっちり押さえつけられているため、絶対にこのこちょこちょ地獄からは逃げられない。
蒼士はただひたすらに、この地獄の刺激を浴び続けるほかない。
「さて。そろそろ…仕上げましょうか」
カリナがもう一度、指を鳴らすと──
蒼士をサンドイッチしている二人の女が蒼士の耳に口を近づけた。
二人はすう。と息を吸い込むと──
「「こぉちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょーっ!!!」」とこちょこちょボイスを耳に注入し、蒼士の腹筋やら横っ腹やらをめたくそにくすぐり回した。
「ぎゃっ!!?やめっ!?それっ!?それやめっ!!?ぁぁぁぁぁあああああああああはははははははははははは!!?いひひ!?いひひひひひひひ!!!ひょははははははははははーっ!!?」
二十の指と爪による超暴力的くすぐったさが、蒼士の上半身を徹底的に苦しめる。
蒼士は腰をくねらせ、首を振り、天井に向かって悲痛な叫び声を上げる。
耳に注入され続けるこちょこちょボイスが、くすぐったさを引き上げている。
「「こちょこちょぉー?こちょこちょこちょこちょー?こちょこちょ!!こちょこちょ?こぉちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょー!!!!」」
「ぐあはははははははははははははは!?うへへ!!うへへへへっ!!うへへへへへ!!?やめっ!?ひぬっ!?ひひひひひははははははははははははははははは!!?」
もはや反応する気力も、体力もない。
二人のこの本気のこちょこちょ地獄は、蒼士から気力と体力の両方をごっそりと削ぎ落としてしまったのだった。
「お仕置きプログラムは向こうできっちり執行させてもらうからね」
突然、カリナの大きな手が視界を遮った。
しっとりとした感触が、蒼士の花と口とを覆う。
柔らかくも厚みのある手のひらから、薬品のような匂いがした。
これは嗅いではならない!
蒼士がそう思った時にはもう遅かった。
カリナは片手で蒼士の呼吸口を塞いだまま、もう片方の手を腋に差し込んだ。
「んむっ!!?」
カリナの恐ろしく長い指が、独立した生物のように腋の下を歩き、そして爪の先で──
ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!っと神経を捕食した。
「ん"っ!!?んふふっ!!?んぉぉぉっ!!?おほほっ!!?おおおおほほほほほほほほほほほほほほほっ!!?」
凄まじく濃厚なくすぐったさが腋の下に刻み込まれ、蒼士は大きく目を剥いたまま暴れ、笑い、多量の酸素を取り込もうと息を吸い込んでしまった。
カリナの手のひらに染み込んだ甘ったるいような不気味な匂いが蒼士の体内に大量に流れ込んでくる。
そこで蒼士は意識を失った。
◯
それは、全身の筋肉が縦に引き伸ばされているような感覚だった。
そしてそれは実際に、その通りだった。
目が覚めた蒼士は全裸にひん剥かれ、マッサージ台のようなものに仰向けに寝かされていた。
両腕は耳に二の腕がつくようにバンザイさせられた状態で固定され、両足も同様にピンと伸ばしたまま固定されている。
いくら力を入れても、手首足首を拘束する枷はびくともしない。
天井に取り付けられたいくつかのモニターに、無様に拘束された蒼士の姿が反射して映っている。
蒼士は、こうなった経緯をはっきりと覚えている。
あの、お仕置き屋とかいう女たちのせいだ。
「ようこそ」
声がした。
蒼士の視界に現れたのは、知らない女だった。カリナでも、あの二人の女でもない。
背が高く、鼻筋の通った美人。髪は首元まで伸ばされている。
蒼士は女を睨んだ。
女はそれを見て苦笑する。
「カリナは優秀だったでしょ。カリナを送り込まれるなんて…君はかなりの恨みを買ってるようだね」
──彼女は高いから。
そう言った。
「何の権限があってこんなことしてるんだ!」
蒼士は出来るだけ低い声で吠えた。
「君が傷つけた人に依頼されたからだよ。君が二度と浮気なんかできない身体にするためのお仕置きプログラムを実行する」
女はそう言って髪をかきあげた。
蒼士は思わず、びくんと身体を震わせた。
その女の細くて長い指が動くのを見て、反射的に身体が逃げようとしたのだ。
こちょこちょの恐ろしさはもう既に、蒼士の身体の中に染み込んでいる。
「あんたら他人にそんなことされる筋合いはない!今すぐ解放しろ!でないと通報するぞ…んむぅ!?」
女の細長い人差し指が、蒼士の唇に当てられて蒼士は黙らされた。
「あんまり喚かないでよ。私のドS心がこちょこちょくすぐられて、今すぐ君を処したくなるじゃないか」
女の両手が、大きな両手がグワッと蒼士の腹に喰らい付く。
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー!!」
「うわっ!?ちょっ!?うわはははははははははははは!!?あっ!?はっ!?あれっ!?」
その細い指先が、丸く尖ったツルツルの爪の先が確かに腹部をこしょぐったかと思ったのだが──指先も爪の先も、触れていない。
「ふふ。エアこちょこちょだよ。くすぐったかった?」
女はくすくすと笑って細長い指をこちょこちょと蠢かせた。
「くそっ…!このっ…」
「申し遅れていたけど、私はお仕置き屋代表取締役の"星(ほし)"だ。普段はこうして出てくることはないんだけどね…今回、最高レベルのプログラムである"S級:問答無用去勢こちょこちょ地獄コース"を実行するためにやってきた。そこの…カリナと一緒にね」
星と名乗る女はそう言って、奥へ目をやった。
そこに、いた。
蒼士を襲って気絶させたくすぐり激ウマの女が。
カリナはニコニコと笑みを浮かべてあの長い指をくねくね踊らせていた。
鳥肌が立つ。
「プログラムの説明を簡単にするよ。そこの天井のモニターには君の反省度が表示される。悶えれば悶えるほどに反省していないとみなして反省度の数値が下がり、さらにお仕置きであるこちょこちょが激化していく。そして0になったら…究極のお仕置き"強制射精直後擽擽地獄刑"を執行する」
くすぐられて笑えば笑うほど、さらに苦しめられる。そういうことらしい。
まるで、拷問だ。
「このプログラムはこれまでたった六人しか受けていないけど、当然…反省率は100%だ。さぁ、始めようね」
星の両手が、ふわりと宙を舞う。
「私はこの組織を立ち上げるまで…とあるエージェントとして働いていたんだよ」
星は、突き出した両手の指をワキワキこちょこちょと踊らせる。まるで、準備運動のように。
その動きは異様なほどに滑らかで、見ているだけでムズムズとしてしまう。
「傭兵やスパイなんかを捕まえて拷問する仕事だったんだけどね。私の専門はもっぱらこちょこちょ拷問だ。まぁ早い話が──」
星の両手が、指が、こちょこちょと蠢きながら蒼士の開きっぱなしの腋の下に迫ってくる。
「──私は、こちょこちょ地獄のプロということだよ」
星の細長い指がふわりと折り曲げられ、伸びた爪の先がこちょりっと腋の下を引っ掻いた。
「あへっ!?ちょっ!!?」
ゾクッとした寒気と共に、鋭利なくすぐったさが腋の下に刻み込まれ蒼士は思わず声を漏らしてしまう。
蒼士は慌てて口を閉じるが、100あった数値は98に下がっていた。
「耐えられると思ってるのかな。想像してみるといい。この状態…拘束具によって伸び切った腋の下の筋肉と神経を、私の爪でこちょこちょこちょこちょこちょこちょーってされる様を」
星の声が、ねっとりと蒼士の鼓膜にこびりつき、蒼士の脳裏にくすぐり地獄を受け悶える己の姿がはっきりと映る。
耳を塞ぎたくても、塞げない。
「私の爪は、くすぐりのために伸ばして整えてある。君はそのくすぐったぁい爪にいくら触られても逃げられないんだよ。それでも私はずっとこちょこちょこちょこちょーっとこちょぐり続ける。
耐えられるわけがない」
星の声を聞いているだけで、鼓膜が震えて、全身の神経にくすぐったさが染み渡っていく。
「私にもプライドがある。これまで担当した少年たちはみんな…数値が0になるまで耐え切れずに降参し、すぐに最後のプログラムを受けた。だから君にも早いところ降参してもらわないと…私のプライドに傷が付く」
「ふ、ふざけるなっ…!ここから出て絶対に警察に…」
くすぐりはもう嫌だが、この女の言うことに従うつもりはない。
「はぁ。物分かりの悪いやつだね」
星は苛立ち混じりにそう言った。
その両手が──
──素早く降りてくる。
腋の下に爪の感触がした。
その直後──。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょっ!!!
星は、激しく爪の先で何かをこそげとるような動きで腋の下をめちゃくちゃに掻き回した。
硬くてツルツルとした爪の味と、滑らかな指先の感触とそして──耐え難い猛烈なこちょばゆさが腋の下で爆発する。
「ぶっ!!?ぎゃっ!!?ぎゃへは!?はははは!!?はははははははははははははははははははははははははははっ!!?ちょっ!?あははははははははははは!!?」
食いしばっていた歯は簡単に離れ、蒼士の全身からゆるゆると力が抜ける。
腹筋にだけ力がこもり、笑い声を絞り上げる。
「あんまり大人を舐めない方が良いよ。私なんかいつでも君を…くすぐり殺せるんだから」
星は涼しい顔をしながら、早送りのような速度で指を動かし、爪の先っちょで腋の下の薄い表皮を引っ掻き続ける。
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!!
「ぶへへっ!!?ぶは!?はははははははははははははははははははは!!?ほほほほはははははははははははははははははは!!?きっっきつっっ!!?きつぅぅぅっ!!?」
反省を示す数値がみるみる減っていく。
堪えようとしても、堪えられない。
星のくすぐり専用だという爪の先が、腋の下をくすぐり嬲り、脳に"笑え"という信号を送り込んでくる。
星の爪の先は的確に腋の下のウィークポイントである窪みばかりをこちょこちょと細かく責め抜いてくる。
「ぐっっひゃはははははははははははははははははははははははは!!?やめっ…!?くそっ!?っはははははははははははははははははははははははは!!?」
触手のように柔らかな指は、予測不能の柔軟な動きで蒼士を惑わせる。
予測できない刺激は、とてつもなく新鮮に感じる。
だから、いつまで経ってもこの腋の下の窪み一点へのくすぐったさに慣れることがない。
これが、プロの技だ。
「そろそろ…自分の立場が分かってきたかな」
星はぺろりと唇を舐めて指を広げ、物を掴むような指の動きでワシワシワシワシと爪の先で腋の下をくすぐった。
「うひょひょっ!!?ひはははははははははははははははははははは!!?ひぃぃぁぁあははははははははは!?なんっ!?なんだこれぇぇっ!!?っっへへへへはははははは!!?」
さっきまでの細かくて素早いこちょこちょとは違ってこのくすぐりはゾクッゾクッとした寒気を含むくすぐったさが一定のタイミングで襲ってくる。
「おや。もう80まで減ったね。それじゃあ…これの出番かな」
星は透明なボトルを手に取り、親指で弾くように蓋を開け、中の液体を両手に塗り込んだ。
それはとてもヌルヌルとしている。
星の細長い指がヌルヌルにコーティングされた。
蒼士はこんなヌルヌルの指や爪にくすぐられた経験などないが…その指や爪はなんだかとても…くすぐったそうに見えた。
蒼士は再び、歯を食い縛る。
これ以上の数値の落下は、避けたい。
「ほぉら…ホットローションでコーティングしてこちょこちょフィンガーだぞぉ?」
星は、蒼士に見えるように…蒼士の目の前でそのぬるんぬるんテカテカの細長い指を蠢かせた。
「そ、そんなローションがなんだって…ひゃっ!!?」
腋の下を、滑りを帯びた爪がこちょっと引っ掻いた。
その一撃で、蒼士の全身には鳥肌が立ち、額から冷や汗が噴き出る。
蒼士は理解する。
このくすぐりは、やばい。
「こちょこちょ地獄のコツはね…絶対に相手をくすぐったさに慣れさせないこと。だから君もこれで…また振り出し以下に逆戻りだよ」
恐怖のホットローションを纏う爪が、腋の下に突き立てられる。
「ぎぃぃっ!!?」
歯を食いしばっている蒼士の顔がぐしゃりと歪む。
「数値…一気に下げてあげよう」
星がにやりと笑う。
指関節がワシッと折れ曲がる。
「こぉちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょー!!」
こちょこちょボイスと共に、星のヌルヌルフィンガーはゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!っと腋の下を引っ掻き犯した。
「ぶはっ!?ははっ!!?はっっ!!?ふははははははははははははははははははははははははははははははっ!!?あっ!?これはっ!!?ぁぁぁああああ
あははははははははははっ!!?くっっくすぐったぃぃぃぃぃっー!!」
くすぐったい。わざわざそれを口にせねばならないほどにその刺激は凶悪であった。
程よく伸ばされたヌルヌルの爪が、ヌルヌルの腋の下の表面をヌルヌルと滑り、ゴチョゴチョと神経を貪る。
「ぐあははははははははははははははははは!?くそっ…!!くそぉぉぉっ!!?っっはははははははははははははははははははは!!!ひゃーっはははははははははは!!?」
耳が熱い。
恐ろしい速度で減少していく数値をどうやっても止められない。
蒼士は身を捩ったり、身体を跳ねさせてなんとか悪魔の指から逃れようとするも、蒼士の腋の下は指と爪によって埋め尽くされており、されるがままにゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョと捕食され続けている。
逃げ場のない中、ただひたすらにこちょぐったさを浴びるしかない。
「ぎゃあっはははははははははははははははははははははははははは!!!くそっ!!!やめっっ!!触るなぁぁぁぁぁあああはははははははは!?うっへへへへへへへ!!?」
ヌルヌルによって滑らかに爪が腋の下を引っ掻くことで炸裂するくすぐりの刺激は蒼士の顔を崩壊させるほど凄まじいものだった。
「ほーらじっとしな」
星は腋の下をくすぐりながらそう言って、がちゃんと足でペダルか何かを踏んだ。
直後、蒼士の身体がさらに縦に引き伸ばされた。
「ぐぁぁぁっ!!?」
腋の下のスジも神経も一気に伸び切る。
「ビンビンになった腋の下を〜…こちょこちょ地獄に処しまーす」
あろうことか星は、くすぐったいヌルヌルの爪を伸び切った腋の下に突き立て、ゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!っと引っ掻き殺した。
「ぶおあっ!?っっっ!!?かっ!?っっははははははははははははは!!?ははははははははは!!?ひぃぃぁぁぁあはははははははははははははは!!?ちょっ!?あっ!!?無理っ!?きつっ!?ぁぁぁあああははははは!?」
蒼士は目を大きく剥いて甲高い悲鳴を上げ、首を振り回した。
ビンビンのぎんぎんに張り詰めた腋の下の神経を、爪の先がこちょこちょと容赦なくなぞりあげる。
「うえへへへへへへへへへへへへへへへ!!?きつっっ!?いっ!?いひひっ!!?いひひひははははははははははははははははははははははっ!!?わきっっ!!ワキ壊れるぅぅぅぅっ!!」
顔を真っ赤にして泣き叫ぶ蒼士の腋の下を、星はマシンのように正確に冷静にこちょぐり続ける。
「40まで落ちたね。じゃああとは一気に0にしちゃおうか」
星は両手にホットローションを追加すると、その両手を蒼士の引き締まった腹筋に喰らい付かせた。
「ぎゃっ!!?」
笑い転げさせられ続け疲弊し切っている腹部のその腹筋部にこちょばゆい爪が突き立てられて蒼士は呻いた。
寒気がする。
「腹筋擽擽崩壊地獄の刑」
ヌルヌルの細長い指が暴れ出し…
ワシワシワシワシッ!!!と泡立てるように、
ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!と掻き回すように星の指と爪が腹筋部を処し始めた。
「あっ!?くくくくかかかかっ!!?かっ!!?こっっ!!?これっ!?くぁっ!!?きつっっ!!?息っっ!!息がっっ!!?くぁぁぁぁぁぁぁあああああははははははははははははは!!?」
筋繊維たっぷりで敏感な腹筋部に爪の先がワシワシゴチョゴチョと這い回るたび、激しい腹筋運動が生じて酸素をごっそりと持っていかれる。
酸欠の状態でも、星の爪は容赦なく腹筋をぬるぬるこちょこちょ地獄に突き落としていく。
「こぉちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょー!!」
星は愉しげにこちょこちょと歌いながら、横っ腹のあたりを細かくゆっくりとこちょこちょしたり、かと思えば下腹部を思い切りゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョと掻き回したり…プロとしてあらゆる方法で蒼士の腹部を責め抜く。
「くかっ!!?っっっはははははははははははははははははははは!!?おほほっ!!?んほほほははははははは!?くるじっ!?くるじぃぃっ!!っっひひひはははははははははーっ!!?」
蒼士は陸にいながら溺れかけていた。
首を伸ばし、口をぱくぱくとさせ酸素を取り込んでも…
星のくすぐりのプロの爪が割れた腹筋のミゾを細かくこちょこちょくすぐればそれだけで息を吐いてしまう。
「あははははははははははははははは!!?かはっ!!かはっ!!?くるじっ!!!いきっっ!!!息っっがっっ!!?っっはははははははははははは!!?」
蒼士が白目を剥いて小刻みに手足を震わせたその時だった。
蒼士のヌルヌルの腹筋から爪が撤退した。
「あはははは!!?はっ!?」
何が何だかわからなかった。
だが、星がくすぐりを止めた理由はすぐに分かった。
天井のモニター。
そこに、0の数字が映し出されていたのだ。
反省度0と見做され──地獄の措置を受けさせられることが決定していた。
「それじゃあお待ちかねの…締めに移ろうか」
「はぁはぁはぁっ…!!待て…こんなのっ…」
抗議したくても、舌が上手く回らない。
「カリナ。出番だよ」
星が呼ぶと、待ちくたびれたようにカリナがやってきた。
カリナは挨拶がわりに蒼士の足の裏をこちょこちょとくすぐった。
蒼士はぎゃあと情けない声を上げた。
「気分はどう?反省…してる?」
カリナはニコリと微笑みながら蒼士の悶え、疲弊した顔を見下ろした。
「してるわけ…ないだろ…むしろ怒りが…」
「あ、そう。じゃあその全部を…ふにゃふにゃに溶かしてあげないとね」
カリナの小麦色の大きな手──その長い指がぐぱぁっと開く。
そして、蒼士の竿をぎゅうと握り締めた。
「あぅっ!?」
他人の指の腹や手のひらの肉の感触が、竿にしっとりと染み込んでくる。
どくんと竿が脈打ち、血流が竿に集中していくのが分かる。
蒼士は慌てて唇を噛んで、意識を竿から逸らそうとする。
「美奈子さんによると…他人におちんちんを触らせなかったらしいじゃない?」
カリナは、大きな目で蒼士の反応をちらりと見つめながら言った。
「べ、別にそんなことはっ…ふさわしいやつがいなかっただけだ」
「へぇ…それは坊やがあまりに…敏感さんだから?」
カリナの大きな手が竿をゆっくりと扱き上げる。
ズリッ!
「うぁっ!?」
指の腹や手のひらの肉の表面が、ズリズリと竿を擦り上げ、ざらざらとした粗い快楽の刺激が竿に刻まれる。
「敏感なんかじゃっっ…ないっ!」
「じゃあ…特製のホットローションつけても大丈夫?」
カリナは視線を、近くの台に置いてあるボトルに向けた。
「な、なにをっ…」
「嫌なら…このままローション無しでシコシコしてあげるけど?」
ズリッズリッ!
「あ"っ!!?うぅぅぅっ!?」
カリナは手首を軽く捻りながら、竿を上下に扱いた。
ローション無しの乾いた状態だと、指と竿の性感帯が強く擦れる。これもまた、耐え難い。
「嫌じゃないなら…今すぐホットローションの刑にしようかしら」
カリナは、ぐりんっぐりんっと手首を捻って緩急をつけた刺激を竿にねじ込む。
「ぬぅっ!?あっっ!!?や、やればっっいいだろっ!!?」
蒼士はこんな時でさえ、プライドを捨てられない。
おちんちんはもうバキバキなのに。
「本当にいいの?もうこんなの出してるのに…?」
カリナの人差し指が、ちょんっとぱんぱんに膨れた亀頭に触れる。
「くぁっ!!?」
過敏になっている亀頭に他人の指先が触れ、蒼士は思わず飛び上がった。
亀頭から離れるカリナの指先には、カウパー液が糸を引いている。
「無理はしない方が良いと思うけど?どうせ…負けるんだから、ね」
「う、うるさいっ!!触られたらっ誰だってこうなるだろっ!!でもっ…出すことなんか…」
「ない?」
カリナの長い親指と中指が、カリクビの下をキュッと締め付け、指の腹でちゅこちゅこちゅこちゅこと擦った。
「あっ!?くっっ!!?ぅぅぅぅぅううううっ!!?んぁぁぁあああっ!!?ふーっ!!ふーっ!!」
カリクビの真下に密集する敏感な神経を、スベスベとした指の腹が容赦なくちゅこちゅこと擦り、ざらついた刺激が注がれる。
蒼士は腰を浮かせ、目を大きく剥いてその刺激からなんとか気を逸らそうとする。
「これ…弱い子多いの。私のツルスベの指でこうやってちゅこちゅこ擦られるのが…堪らないんだって」
カリナは、指の腹で擦るだけでなく、カリクビの真下の神経を指先でくすぐるようにしたりして様々な刺激を竿に刻んでいく。
「くぁぁぁぁぁああああっ!!!やめろっ!?そこっ!!もうっ!!もういいっっ!!もうっ──」
蒼士が叫ぶと、カリナの手が竿から離れた。
まさか自分の訴えが受け入れられたのか。
そんなバカなことを考えていた蒼士の竿に最悪の刺激が舞い降りた。
生温かくて、ヌルヌルとした柔らかなそれが、竿をどぷっと飲み込んだ。
「なっ!!?」
ホットローションでヌルヌルのぬたぬたになったカリナの両手が、両手の指を組んだ状態で竿を飲み込んだのだった。
まるで極上の性器を持つ膣内に無理やり挿入されたような快楽の波が押し寄せてくる。
「そろそろ…出そっか」
カリナな悪魔のように微笑むと、両手を激しく上げ下げしてズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコッ!!っとオチンポをぶち犯した。
「あ"っ!!?あああああああああああああああああああああああああ!!?やめっ!?あっ!?無理っ!?ちょっ!?おおおおおお"っ!?」
両手の親指が裏スジを撫で、組んである指指がカリクビを弾くように刺激する。
蒼士は、理性がぶっ飛びそうなほどの快楽の暴力に襲われている。
これから逃れる術は、イクこと以外にない。
しかしイッたら、"去勢"される。
イキたてのタマをこちょこちょされたりするらしい。
それが去勢になるのか蒼士には分からない。
でも──。
今までのこちょこちょ攻撃を考えると、タマへのくすぐりなんぞ絶対に受けない方が良い。
「我慢なんて無駄なこと…やめようね…坊やみたいなガキンチョが…大人に敵うわけないからね」
カリナは、未だに射精せずに踏ん張っている蒼士を見つめて笑う。
ズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコズコ!!!
「ぬぅぅぅぅぅっ!!?ふーっ!!ふーっ!!!ぅぅぅぅぅうううっ!!?くぅぅぅぅっ!!?こんなものっっ気持ちよくもなんともぉぉぉっ…」
蒼士が強がってそう言い聞かせようとした時だった。
「は?」
カリナが低い声でそう言ったのが聞こえた。
直後、カリナの片手が収縮したタマをモミモミっと揉みしだいた。
「はぅっ!!?」
絶妙な力加減で揉み込まれたタマから、ぶっ濃い精液が一気に登ってくる。
「大人のこと…舐めすぎね…?」
タマを揉んだ手の指が開き、爪の先がタマに触れる。
「はい…終わり」
カリナは指をふわふわと動かし、その長い爪の先で、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょーっと軽くタマをくすぐった。
凄まじい脱力感とくすぐったさがタマを襲い、それらは竿から力を奪い上げた。
「んひゃっ!?あああああああああああああああっ!!?」
蒼士の声が震え、腰が震え、脚が震え──先端からは濃厚な精液が飛び出した。
蒼士はその強烈な快楽に一時、脳を支配されていたがすぐに現実に戻された。
イキたての竿を、カリナに握られたことによって。
カリナは竿を握ったまま腹部側に倒し、押さえつけるともう片方の手の長い指をタマに近づけてきた。
こちょりんっ。
「はっっっ!!?」
カリナの細長い人差し指が折れ曲がり、爪の先がこちょりとイキたてほやほやのタマを引っ掻き下ろした。
それだけで、蒼士の朦朧としていた意識はくっきりと覚醒した。
たった一撃で。
たったひと引っ掻きで。
もし本気でくすぐられたら…想像するだけで発狂しそうだった。
「はぁはぁっ!!ま、待って!!待って!!話をっ…!!」
プライドもなにもあったものではない。
そんなものよりも今は、この地獄からいかにして生還するかが大切だ。
「反省したっ!!二度とっ!!二度と浮気とかそういうのしないからっ!!」
蒼士はガタガタと身体を揺らして訴える。
目からは涙が滲み出ていた。
嫌だ。
もうこちょこちょは。
星は自身の長い親指と中指を擦り合わせている。
処刑執行の合図を出すつもりだ。
「最終プログラム…執行」
ぱちん。とくすぐり地獄決定の乾いた音が響いた。
「待って待ってお願いだからっっ!!もうくすぐりはっ!!そこだけはっっっ──」
蒼士の叫びを遮るように、カリナの指がタマに襲い掛かる。
タマに爪の先が吸い付いて、
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!!っとくすぐり回した。
「はっ!!!?はっ!!?ちょっ!?あっ!!?ああああああああああああああああああああああああああああっ!!?やっ!!?やばっ!?やばこれっっっ!!?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅぅぅぅぅっ!!?」
細長い指先と、爪の先とが一気にタマに喰らい付き、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょと細かな動きで蹂躙する。
蒼士は喉がはち切れそうなほど高い悲鳴をあげた。
メスのような声だった。
「どれだけ暴れても私の指と爪からは逃げられないからねー?」
カリナはふふふと笑いながらその細長い指を自在に操り、爪の先っちょでタマを絶妙なタッチでこちょぐる。
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!
「んぉほほほほほほほほほほほほほ!!?ほんとっ!!!ほんとにっ!!ほんとにっっやばいってぇぇぇぇぇぇ!!!やばいっ!!やばいっっ!!やばいからぁぁぁぁぁあああはははははははははははははは!!!」
叫ばないと。喉を潰さないと。暴れないと。どうにかなってしまう。
こちょりと爪がタマを引っ掻くたびに生じるくすぐったさは、容易くオスを発狂させるレベルのこそばゆさだ。
それが、何度も何度も繰り返し刻み込まれる。
「こちょこちょ〜?こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー!」
カリナはこちょこちょボイスを口ずさみながら、ふわふわとした指の動きでタマをくすぐったり、また素早くくすぐったりして蒼士をより一層苦しめた。
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!
「うえああああああああああああああああああああああああああっ!!?あはははははははははははははははははは!!?きっっっついっ!!!きっっつぃぃぃぃっ!!無理っ!!もう無理っ!!無理ぃぃぃぃっ!!!」
小さなタマに注がれるくすぐったさの暴力は蒼士の身体で処理できるレベルをとっくに超えていた。
蒼士の意識が薄まっていく。
「なーに気絶しようとしてるのかなぁ?」
突然、星の声がして、イキたてほやほやの亀頭を掴まれた。
「はっ!!?」
意識がまた一気に覚醒する。
「そういう悪い子には…亀頭グリグリくすぐり地獄の刑だ」
星は片手で竿を固定したまま、もう片方の手で亀頭をグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ!!
グシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ!!っとくすぐり磨き回した。
「ちょお"っ!!?おほほほっ!!?おほほほほほはははははははははははははははははははははは!!?んぁぁぁぁあはははははははははは!!?なざぃっっ!!ごめんなさぃごめんなさぃぃぃぃぃっ!!」
蒼士は涙をドバドバと滝のように流しながら叫んだ。何度も何度も叫んだ。
腰から完全に力が抜けていて、全ての感覚はタマと亀頭に注がれていた。
グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ!!
グシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ!!
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!
「あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああっ!!?あへへへへへ!!?うへへっ!?はひっ!?ほへへへへへへへへへっ!!!じぬっっ!!?あっ!!?あああああああっ!!?」
非人道的なまでのくすぐったさが亀頭に捩じ込まれたことで、精液でもオシッコでもない液体が先っぽから噴水の如く噴き出した。
照明に反射されてきらきらと輝くそれを見つめながら蒼士は──意識を失った。