女体化体験ショップ ③
🕑 Added 2023-10-28 04:00:00 +0000 UTC
「んっ……!」
身体の奥から、かあっ、と熱くなったような気分で、それがだんだんとからだ中に広がっていきます。
この前も経験しましたが、何度体験しても、この感覚には慣れません。
「うっ、んッ……あっ」
ドクン、ドクンと、心臓が鳴るたびに、明人君の体が少しずつ変化していきます。
長くも短くもない髪の毛はぐんぐん伸び、同時に肩幅が急っ、と小さく。そして胸のあたりが熱くなるたびに、少しずつ大きくなっていきます。
男子にしては童顔だったその顔も、だんだん色めかしい女性の姿になってきて、それと同時に、下半身とのどが、きゅうっ、と、一瞬で締め付けられるような変化に見舞われます。
「ああっ……!」
思わず声を上げてしまう明人君。その声はもうすでに、立派に女性のもので。
「あっ、あああっ、はあっ……あっ、ま、また……女の人になっちゃった……」
今度は以前と比べて、少し大人の印象を持った女性。キャリアウーマンとでもいった様子でしょうか。
「……あっ、んっ、ふ、うふふっ」
鏡を見て自分の姿を確認した明人君は満足そうに笑って一回転。
とりあえずこの姿にあった服を探そうと、備え付けのクローゼットをあさり始めました。
「……!」
ハイヒールにスーツを着こなしたキャリアウーマンふうの女性が、廊下を闊歩します。周囲の女性たちが振り返るその姿は、まさしくできる美女といった雰囲気です。
ただ、その正体は、ちょっぴり気が弱い控えめな男子。明人君でした。
「いや、周りの人たちも普通に美人さんだし……というか、この人たち、皆男の人なんだよね。男の人が変身して、こんなかわいい姿になって……僕と同じで」
そう思うと、胸の高鳴りが止まりません。
「ああ、歩くたびに胸がある感覚がすごいっ、皆が僕を見てるっ、んッ……」
図らずとも興奮してしまう明人君。ですが、無理もないことです。
今日のお店は人数も多く繁盛していて、あちらこちらが美人だらけ。女性願望とは関係なく、普通に誰が見ても眼福といえるだけの環境が整っていました。
「……ねえ、お姉さん。あっちで私といいことしない?」
「……ええ。アタシでいいなら、喜んで」
明人君の前で、ポニーテールのスポーツ少女がお嬢様風の学生に声をかけられ、そのまま奥の部屋に引っ込んでいきます。
そして、数分と立たぬ間に、喘ぎ声が聞こえてきました。
「ああんっ! ダメっ、それダメえっ! こんなに気持ちいいなんて聞いてない……ああんっ! やめてっ、やめてえええっ!」
「フフッ、ああんっ、やっぱりかわいいっ、もっともっとかわいい声聞かせて」
「やめええっ……! それ以上はダメっ、ほんとにダメえっ! 俺、元に戻れなくなっちゃうっ!」
「いいのよ。元になんて戻れなくて。あなたもう女の子。女の子なんだから……」
……本来ならば、男同士であるはずの二人。しかし、奥で繰り広げられているのは間違いなくレズプレイの類です。
本質的にはビーエルであるかもしれないのに、一切そんな気配を感じないのは、見た目がどう見ても女の子だからでしょう。
「い、いいなあ……」
明人君も、興味がないといえばうそになりました。相手の素性がわからずとも、きれいな女の人と、今の女としての自分。お互いに触りあって、気持ちよいことができれば、それ以上のことはないように思えたのです。
しかし、いくらキャリアウーマン、大人の女性に変身したところで、明人君の本質は控えめな性格です。
自分から声をかけることも難しく、表情こそクールを保ちながら、内心どうしようかと考えていると。
「あっ、ごめんなさい……」
金髪の少女。もしくは幼女でしょうか。
西洋風の外国人の一人娘。そう思わしき姿の幼女に出会いました。
キラキラした雰囲気の少女。ロリコンではないはずの明人君は、しかし目を奪われていて。
「……っ、ああ、あの……」
「?」
きょとんとする少女。
「……っ!」
ギリギリで自分の姿を思い出し、心を落ち着かせる明人君。
そうです。
いかにどれほど緊張していようが、目の前の彼女は少女であって少女ではありません。少なくとも、この店にやってきた以上は、合法にそういうことができる年齢の、そして、性別でいえば、男に当たる人なのです。
だからでしょう、明人君は、精いっぱいの勇気を出すことに成功しました。
「……その、僕……わたしと、どうですか?」
具体的に言ってしまえば、間髪入れることなく、明人君の口から、その言葉が漏れ。
そして、
……こくん、と。
目のまえの幼女が顔を若干赤く染め、それでも確かに頷いたところで、明人君は頭を真っ白にしながらも、彼女の手を引いて歩きだしていたのですから。