うちの長靴たちはやかましい ④(終)
🕑 Added 2023-02-11 05:00:00 +0000 UTC
(ああんっ、ああっ、おにいちゃんっ、らめっ、ああっ、あんっ!)
(ち、千秋っ、私っ、これ、や、ちがっ、んん、すごいっ、んッ、あああっやああっ、やめへっ、千秋いいっ……!)
人通りのないベンチ。雨はすっかり晴れた。
だけれども、こっちはまだ終わりじゃないのだ。
最後の最後までこの二人、一組の長靴を絶頂させない限り、俺たちの雨は終わりじゃない。
「びしょびしょにしてあげるからな、二人とも」
(うんっ、うんっ、アアンッ、お兄ちゃんっ、気持ちいいようっ、アアンッ、指先がコンコンあたってるううっ!)
(あt・……んっ、和、私、こんなはしたない声上げて……こんな姿になってるのにっ、千秋っ、それでも、千秋、好き、好きなのっ、アアンッ、きもちいいのとまらないっ、千秋っ、千秋いいっ……)
これを3pと呼んでいいのかは、ちょっぴり怪しいところがあるのかもしれない。それでも俺は、このエッチを十分以上に楽しんでいる。
なにせ、目の前でびくびくと震えている変哲のない長靴は、二人とも俺の義理の姉と妹。エッチな関係性の二人なのだ。
それが、こんな姿になってまで、甘い声を上げながら震えている。
普段のベットの上で見せる、恥ずかしそうな態度、性に溺れる姿。
それが投影されて、俺の動きも止まらなくなる。
「桃子姉、さっきピストン、うらやましそうに見てたよね」
(えっ、そ、そんなこと……ひゃあっ、あっ、やっ、あ、なにこれっ、それ、ダメええっ……ああんっ、あんっ、ああんっ!)
驚いた声を出しながらも、出し入れされる感覚にはあらがえないのか、桃子姉はすぐに甘い声を上げ始めた。
「それ、それっ」
(ああんっ、あんっ、ああんっ! なにこれっ、ああんっ、あああっ!)
文句を言う余裕もないのか、ただただ声を出すばかり。
文句は別のところから上がった。
(お兄ちゃん、私にも、また、して、してよおっ……)
「はいはい、わかってるよ」
(ああんっ、きたっ、きたあああっ……)
快楽をむさぼることに余念のない舞華は、俺の体に吸い付きながら、できる限りピストンの刺激を味わえる形をとった。
長靴の肉体をこれ以上なくねじり、まるで搾り取ろうとする女性器だ。
「エロいなあ」
(ああんっ、お兄ちゃんっ、エッチな舞華も、嫌いにならないでぇ……)
「なるわけないだろ、それっ」
(んああっ、激しいっ、お兄ちゃんのピストン、激しいようっ……らめええっ)
(あああんっ、千秋っ、千秋いいっ、ああああああああんっ、千秋いっ……!)
負けじと桃子姉から声が上がる。
「わかってるよ、ほら、桃子姉も大好きだよ」
(うん、うんっ、アアンッ、千秋っ、好きッ、好きいいっ、ああんっ!)
もはや気持ちいいと好きしか頭にないように、二人とも声を上げていく。
そして、なんとなく、俺も勘づいてはいた。
長靴は二つで一つ。片方の気持ちよさが、もう片方にも伝わっているようだ。
片方にピストンを決めると、もう片方がおねだりを始めるのも、片方が絶頂しても、もう一人が俺を求めるのも、そういうことかもしれない。
ならば。
「二人とも。絶頂させるよ。最後まで力、抜かないで。しっかり締め付けて」
(うんっ、うんっ!)
(はああんっ、千秋いっ……!)
とんとんと外側をたたくと、二人とも精いっぱい、己の体に俺を密着させる。ひきつけて、締め付けて、俺をできる限り感じられるように。
……ああもう、足で射精できたらなあ!
だが、ここは我慢だ。二人をイカせることに集中しよう。
くにっ、と、足の指をこつんこつんと、上にぶつけた。
(あっ、ああっ、あああっ! ちあきっ、ちあきいいっ!)
(お兄ちゃん、ッ、私っ、もうもうっ……ひゃあああっ!)
二人の快楽はもう限界。だから、イカせてあげよう。
「……二人とも。大好き」
長靴の一番奥を、こんっ、と、たたきつけたその瞬間。
(イクっ、お兄ちゃんにイかされるううっ……!)
(ああああっ、わたしっ、わたしっ、ちあきっ、イクっ、イクううううっ、あああああああっ!)
二つで一つ。されど世界に二つとない長靴は、びくびくと同時に絶頂を見せ、そのあとはびくびくと小さな痙攣を見せて。
(あはああああっ……)
(千秋っ、千秋いいっ……)
しばらくは、乾いたようにへなへなになっていたという。
その日の晩。
人間モードの二人とエッチを済ませ、俺はふと、聞いてみた。
『なあ二人とも、昼間の長靴の時と、人間の時、どっちがよかった?』
「ああんっ……おにいちゃんっ……足もよかったけどっ、おにいちゃんのおちんぽも、すきぃっ」
「く、比べられないわよ……こ、こんなの……あんっ……キス、してっ……んちゅ……」
「ふんふんなるほど」
要するに、別物ということか。
長靴のエッチでは快楽が一点集中するが、さすがに長靴状態ではキスは難しいだろう。
それでも、モノとして、俺の所有物として犯されるエッチも、嫌ってはなさそうだった。
「……もし、いやじゃなかったら、また次、やる?」
「やるうっ!」
「……お、お願いするわ」
まあ、この二人がやる気になっているあたり、それなりのものだったと結論付けておこう。