うちの長靴たちはやかましい ②
🕑 Added 2023-01-28 04:00:00 +0000 UTC
(お、お願い、ッ、もう、私っ、あっ……)
「普段からこれくらい素直だと、かわいいんだけどなあ」
(ううっ、だって、だってっ、あっ、あはああああああっ⁈)
「よしよし。かわいい奴め」
仕方がない。まずは桃子からだ。
「姉ちゃんはどうしてこんなに素直じゃないのかなあ。いつもエッチする時だって、誘うこっちが苦労するというかさあ……」
(だ、だって! っ、ん、やっ……そ、そこっ、んっあっ、やああっ……)
足の裏でぐりぐりと舌だけなのに、簡単に身もだえする桃子姉。
俺は浅めにつんつんと足の指を動かしてみる。
(ふぁああっ、やっ……ダメっ、それっ)
「楽しんでくれて何よりだけど、実際どんな気分なの?」
(中でうねうね動いて……っ あっ、千秋のおっきいのっ、私の中かき回してっ、ああっ、やっ、アアンッ、ダメっ、千秋っ、あんっ……)
「なるほどなあ。言葉面だけ聞けばそんなもんか」
だったら話は早い。
「それなら絶頂もできそうだな。よし、軽くやってみよう」
(……えっ、あ、ちょっと待って……んあっ、あっ、ああっ!)
俺が足先のテクを解放すると、とたんに声の質が変化する。
困惑の中にある、快楽を、徐々に広げて、外側に大きく広げていく。
(あっ、千秋、んあっ、やあっ、ちょっと待って、ッ、んあっ、あっ、あんっ、あああああっ……!)
「イっていいよ。ちゃんと見てるから」
(んああああっ! イクっ、イッちゃう! ふぁああああああっ!)
ぎゅぽっ、と、長靴特有の音が鳴った。俺にはそれが、とにかくいやらしい音に聞こえた。
(あっ、はあっ、千秋っ、千秋いいっ……)
「よしよし、姉ちゃん、大好き。だから、ちょっと待っててなー」
よしよしと、左足の長靴をなでてやる。そうすると、まるで自分の足に絡みつくかのように、べっとりと、長靴が俺を締め付けるのだ。
(ああんっ……)
嬉しそうに、うっとりするかのように、長靴の左足。否、桃子は俺を締め付ける。抱き着いているつもりなのだろうか。あくまで人間でしかない俺にはわからない。
かわいいとは思うけど。無茶苦茶可愛いと思うけど。
……さて、左足の長靴はさておいて。右に目を向けなければならない。
意を決して目を落とすと、そこには……
(ああんっ、お兄ちゃん、っ、わたしもうがまんできないのおっ、はやくっ、はやくううっ、ああんっ!)
「……」
(お姉ちゃんだけずるいっ、私もっ、お願いっ、体うずいてるのっ、我慢できないのっ、だからっ、ああっ、やあんっ、私ともしてようっ……)
「……さっきからそうやってずっとオナってたのに?」
長靴にオナニーなんてものがあるのかは甚だ疑問だが、あれほど長靴の右足が、よじれるほどにくるって、しかも素っ頓狂な声を上げれば、ほかに考えられないのも事実。
というか、俺の知るこいつのキャラクター的に、十分やりかねない。
(だ、だってえっ、お兄ちゃん、桃子お姉ちゃんとばっかりエッチなことして、ッ、私だけ独りぼっちにするんだもん……っ、私の中にはずっと、お兄ちゃんの入りっぱなしだしもうこんな状況、頭が耐えられないんだもんっ、あっ、あんっ、んっ……)
「……」
妹は、またしても俺の足を勝手に使って、自分の体を慰め始める。まったく。困ったものだ。
(んっ、ああん……お兄ちゃんの足、すきぃ……おいひい……)
「? ひょっとして、なめて味わってるのか?」
舌も口もないだろ。まあ、それを言い出したらきりがないけど。
それでも舞華本人はまるで気にした様子がなく、
(全部がおいしいし、気持ちいいんだもんっ、だから、お兄ちゃんの味も、すごい感じるのっ……んっ、ああんっ)
「……桃子姉、舞華はこういってるんだけど、ほんと?」
(……)
「桃子姉」
(あんっ、そ、そう、そうよ……こ、この体、口も穴も一つだけなのに、全部が一度に刺激されて……あ、あんたの全部、いっぱいいっぱいにしてくれて……だ、だからこんなにうっとりしちゃうのよっ、悪い⁈)
「や、悪くはないけど、すねなくていいだろ。気持ちいいならよかったよ。ほら、俺の足、もっと抱きしめていいからさ、よしよし」
(ちょ、待ちなさい……むぐうっ、んッ、ん……ああんっ……)
桃子姉はすねたように、しかし、本気で嫌がってはいなかったようで、俺の足をぎゅうううっ、と、締め上げて、甘い声を上げ始めた。どうやらそれなりにこの体を楽しんでいるらしい。
となると、だ。
(ああんっ、お、お兄ちゃんっ、もぐっ、むごっ……んっ、やああんっ)
「要するにこの体は、やっぱり穴の中が一番気持ちいいってことだな。口の中とかエッチな穴とか、全部まとめて、一点集中できるってことか」
(そ、そうだようっ、あっ、だからあっ、早くっ、お兄ちゃんの早くううっ……)
もう我慢はできないらしい。まあ、仕方ない。
「やれるだけのことはやってやるよ」
ぽんぽんとたたいてみると、ぞわぞわっ、と、右の長靴が震えた。