男の体をとっかえひっかえ 前編
🕑 Added 2023-01-07 05:00:00 +0000 UTC
簡単に言ってしまえば、それは絶叫でした。
部屋自体はきちんと整えられていて、気品漂うサロンの一室、といった雰囲気。
しかし、中で行われている光景は、常軌を逸していました。
「えいっ、えいっ」
「おほおおっ!? やめええっ! おちんちん刺激しないでえっ! んああああっ! またイクっ、イクからやめええっ! こんなに射精したら私、おかしくなっちゃううううっ!」
そこそこ広めの部屋に居座るのは、若い女性と、もう一人。
悲鳴を上げているその人、サラリーマンと思しき男性でした。
スーツを着ており、年は三十代前半くらいで、細身の体はよく鍛えられていて、顔立ちも悪くありません。
しかし、その口から出てくるのは、女性のような女言葉。
「やめてっ、もうやめてえっ……ああっ、やっ……」
恥ずかしさと切なさと、何よりも快楽が混ざった声は、しかし目の前の女性の笑顔によって、成すすべなくかき消されるのです。
ナース服のような衣装に身を包んだ、かわいらしい女性でした。
「ふふっ、かわいい声」
「っ!」
そんな悲鳴をうっとりするように、目の前で男性器をしゃぶる女性、眼鏡姿の女性は。
「大丈夫ですよ。何度射精しても大丈夫なように、一分おきに体を乗り換えているのですから。たとえお客様が百回射精したところで、体にダメージが残ることはありません」
そう微笑んで、再び肉棒に舌を這わせると、甘い悲鳴は、そのまま欲望の高鳴りへと続いていくのです。
「ひあああっ、なめないでっ、先っぽのところぺろぺろされるとっ! あっ、でるううううっ!」
「んっ!」
肉棒の先から、どくどくと飛び出してくる感覚。男性特有の快楽に、何も考えることができない男性。
「ああっ、はぁーっ、あっ……」
「ふふ、いっぱい出しましたね」
「い、言わないで……あっ、や、触らないでっ」
くにくにと射精したてのおちんちんを触ると、より敏感になった刺激が襲います。
男性の快楽は一発が基本。そう何度もこなせるものではないのです。
だから、こうして椅子に座り込んで、浅い呼吸を繰り返すサラリーマンの理屈も、よくあること。
……中身が女性であるならば、なおさらなのです。
性転換サロンというものがあります。
憑依という形で行われるそれは、いろいろの異性の体になって楽しむというものです。
男性は女性に、女性は男性になって、それぞれの快楽を味わうというもの。
このサービスを行うにあたって、問題は明白でした。
女性の快楽は何度も続くのに対し、男性の快楽は一度きり。
男性客は選んだ体で女体の快楽を、何度でも楽しめますが、問題は女性のお客様。男性に憑依するとなると……
「さて、20分たちましたし、次の男性の体を、こちらで選ばせていただきますね」
「ううっ……」
サラリーマンの困惑した声が上がりますが、致し方ありません。
連続男性憑依コースでは、すべてがスタッフの思いのまま。目の前の女性店員の趣味で、様々な男性へと憑依していくのです。
「ご安心くださいお客様。リラックスしていただければ、もっともっと楽しめますから」
そして、女性店員は慣れた手つきでタッチパネルを押します。すると、サラリーマンと化していた彼女は、だんだんと意識を薄れさせていき……
「あっ、ま、またっ、し、しごかないでっ!」
「フフッ、男子高校生をセレクトしました。性欲に悩まされるお年頃の体……ほら、私の胸を見て、こんなに興奮なさってますよ」
「ひあ……っ!」
気が付いた時には、サラリマン風の男性の姿はどこにもなく、代わりに、若干幼さの残る、男子高校生の姿がありました。
先ほどと同じように、女性のされるがままです。
「ダメっ、変になるぅっ……」
とっさに顔をそらそうとしても、どうしても目が離せません。
同棲の体のはずなのに。心は女性のままのはずなのに、どうしても、目がおっぱいを追いかけてしまいます。
「あ、ああっ、や、ッ、やだあっ……! はああっ、あっ……!」
「男の体というものはそういうものですから。少なくとも、中年の太った男になるよりはましでしょう?」
「そ、それはそうだけどっ、私、もう何度も射精してっ、おかしくなるから……!」
だからもうやめて、と、そう言おうとした矢先に、
「えいっ」
「ふぁあああっ……あっ、出るうううっ……!」
男子高校生の体での初射精です。
「あっああっ、せーえきでてるっ、恥ずかしいっ、恥ずかしいのにっ……女の人に絞られて恥ずかしいのに、気持ちいいっ! ああっ!」
何度も何度も、様々な男性の肉体で、ただただ搾り取られるこのサービス。
気分転換に選んでみただけなのに、それはまさに頭の中が丸ごと支配されたような快楽の嵐でした。
「初射精ならまだできますね……んっ」
「あ、待って、今はまだ、無理だから……ああぁっ!」
男子高校生を押し倒すと、いまだに肉棒は直立を続けていて。
舌なめずりをした女性店員は、迷うことなくその上から、自分の女性器を押し付け始めたのです。