聖女がユニコーンになった場合 後編
🕑 Added 2022-12-17 05:00:00 +0000 UTC
基本的に、というか、当然の話ではあるが。ユニコーンと人間では体格が違う。今回の聖女の変身が小柄なものであったとはいえ、それでも違う。
当然セックスをするようにできている種族差ではないので、いかに勇者が巨根であったとしても、普通に考えれば、相対的に立派な一物とはならないはずだ。
「まあ、しょうがないといえばしょうがないな。俺も最低限のことはできるし、一応獣人化魔法使っとくか。まあ、ケモ耳生える程度の簡単な獣人化だけど。少しは体格も近くなるだろ……んっ」
みし、と、少々勇者のガタイがよくなって、尻尾と耳が生えてくる。ただ、変身といえるかは微妙なところ。雰囲気がワイルドになったのは事実だが、気休めになるかならないかでいえば、怪しいところではある。
だが、忘れるなかれ。今回の性行為の本質を。
このユニコーンはもともと聖女であり、聖女とは、そういった経験に乏しいのだということを。
まあ、何が言いたいのかといえば。
(き、きたあああっ、勇者さまの、お、おちんちんっ、すごいのっ、ずんずんくるのっ、あっ、あああっ!)
「ひひいいいんっ! ひんっ、ひいいっ……」
いれられているという事実だけで、十分に陶酔することは、起こりうることではあるのだ。
(よつんばいにされてっ! 後ろから強引に攻め立てられてっ! そのまま中に出されちゃうのっ、私っユニコーンの姿で、馬の姿で、無茶苦茶にされてるのっ! んあああっ!)
力が抜けたように、前足は軽く檻曲がり、余計に受け入れる形が出来上がる。
この姿勢になってしまえば、最早ただただ、悶えるのみ。
それを良しと見たのか、勇者のピストンは苛烈を極めるばかり。
「ひひいいいんっ! ヒヒいいんっ!」
(勇者様だめですっ! 快感ににげばがなくて、あっ、あはああああっ⁈)
いいところに当たったのだろう。声にも色っぽさが増してくる。
「ひいいんっ、ひっひいいん⁈ ひいんっ……! ひいいっ!」
動くたびに、声は上がる。
「ひいいんっ、ひいいいんっ! ひいいんっ!」
(そこダメっ、そこダメです勇者様あっ、あっ、ああああっ!ずんずん来るのダメっ、ああっ、勇者様あっ!)
「ほんと、お前はエッチなユニコーンだよなあっ!」
「ひっ、ひいいんっ……ひいいんっ、ひいいいんっ、ひいいんっ!」
(ち、ちがいますっ、わ、わたしは、にんげんで、聖女で……やあああっ! そこごんごんしないでええっ!変になるからっ、変になっちゃうからあああっ!)
「やめてもいいけど、精液あげないぞ?」
「ひいいいんっ、ひんっ! ひいいいんっ……!」
(やあああっ、欲しいのっ、勇者様の精液で、人間に戻るのぉぉっ……!)
喘ぎ声を惜しみなくぶちまけながらも、人間の理性、聖女の意地で懇願を続けるユニコーン。
「どうしよっかなー」
「ひいいんっ……!」
「冗談だから泣くなっての。んっ、よしっ、そろそろ出すぞ、受け止めろよ!」
いたずら気に笑う勇者に、涙目のユニコーン。
くしくもそれは、勇者と聖女の、いつものやり取りに似ていた。
そして。
「出すぞっ! ううっ!」
「ひいいんっ、ひいいいんっ、ひいいんっ!」
(んああっ、イクっ、私っ、ひゃあああああああっ!)
ユニコーンの体内に、白濁した液体が惜しみもなく注がれた。
「勇者様、聖女様も、どこへ行かれてたんですか!」
『ごめんなさい』
魔法使いや戦士にこっぴどく叱られた夜。
当然訳を尋ねられたが、とても言えたものではない聖女。勇者も気を聞かせてくれたのか、おとなしく一緒に怒られてくれた。
「いや。正直に言ってもいいかと一瞬思ったけど、そしたらお前、泣いちゃうかもしれないし」
「当たり前です!」
やっぱりただの気まぐれだったと、ため息をつく聖女に。
「……でも、気持ちよかったろ」
「……っ!」
図星だったのか、びくりと震える聖女。そこは、ユニコーンの時と何ら変わっていない。
「わ、私は聖女ですよ? こんなことで、いちいち劣情にのまれたり……」
「や、まあ、いいんじゃねえの? 聖女だからってそういうことしちゃいけないって、そういうルールも多分ないだろ」
「や、普通にありますけど……」
「まあいいよ。そんなことは。要するに、気持ちよかったかどうかって話だ。まあ、俺は聞いたけど。お前のかわいい鳴き声」
「ううっ……」
ユニコーンになって、四つん這いになって、男を初めて誘惑して。そして、中出しまでされて。
「変身術の訓練、失敗したら、また呼べよ」
「……はい」
この日、聖女は、オーケーサインの出し方を覚えた。