告白して、入れ替わって 中編
🕑 Added 2022-11-19 05:00:00 +0000 UTC
「私ね。昔からぶっ飛んでるから。いくら美男美女でも、性格がぶっ飛びすぎてると相手も疲れちゃうんだよ。あ、これ自慢ね」
「……いや、実際可愛いですよ……ああっ、そこ撫でまわさないでっ!」
「……ありがと。でも、私と付き合うと、私の当たり前に、だれもついてくれなくなる。巻き込まれて、散々な目にあって、最終的には相性つかしちゃうんだ」
「……」
「君が真正面から告白してくれたの、うれしかったから。だからせめて、正直な私を見せてあげようかなと……どうかな。愛想つかした?」
つかしたよね? と、核心を持った律子は、隣に座る自分の顔を覗き込んで……
はあはあと、なまめかしい声を上げつつも、悶える自分の体を見て。
「……んああっ、あっああっ……、愛想とか、つかすわけないじゃないですか……っ、んあっ」
「……あれれ?」
自分の瞳で、逆に射抜かれる。
律子は一瞬だけひるんで、しかしすぐに調子を取り戻し、
「さっきまで私と入れ替わって、無茶苦茶動揺してたじゃない、しかも、街中でエッチないたずらもされて……」
嫌じゃなかったの? と、きくと。彼は彼女は、徐々に顔をうつ向かせる。
やっぱり、と律子が強がりだと決めつけたところで、しかしだんだんと、柚希の顔が、自身の顔が赤くなっていることに気づいた。
そして、
「……驚きはしました。で、でも……嫌ではなかったです」
「⁈」
「いや、そんなに驚かなくても……好きな人に、というか、美人の女性になれるんだったら……普通の男子だったら、喜ぶと思いますけど……」
「え、ええっ……」
目からうろこの新常識に、さしもの律子も混乱する頭を落ち着けるだけで精いっぱい。
「じゃ、じゃあ。町でのいたずらも、さっきまでの過激なスキンシップも……」
「……あんまりいいたくないですけど」
と、前置きをしたうえで、
「……鏡の中の中原さんが恥ずかしそうに喘いでて、その喘いでる彼女の正体は俺で……頭ぐちゃぐちゃになって……でも、いやじゃない、かも……」
息も絶え絶えにそう告げる柚希は、どこからどう見てもエッチな女の子だった。
「あのですね中原さん、俺だって適当に告白したんじゃないんです。だから、少々変なところがあっても、俺はそんな中原さんが好きです」
まっすぐな男に、さしもの律子も少々ペースを握られるも、
「……じゃあ、こういうのは……?」
とっさの機転を利かせて、そのまま柚希を押し倒す。
「……えっと」
「……もうこうなったら、あなたを男として抱いて、あなたをメスにするプランしかないんだけど……やってみる?」
さすがにこれは嫌だろうと、律子は内心思う。
異性の体に興味があるのはわかるが、異性の体でエッチなことをしたいかといえば、並大抵の人間は拒否反応を示したりするものだ。
「や、私はやるけどね? 普通じゃないから。興味本位のために。さて。凌辱はかわいそうだけど、恨むならここまで追い込んだ自分を、や、私でもいいけど……あれ? どうして君、顔を赤くしてるの?」
涙目になっているのはわかるが、それはおかしいだろうと。
だってその反応は……
まさか、と思った時には、遅かった。
「あっと、あの、その……優しくしてください」
「……マジかあ」
もじもじさせて、恥じらうその姿は、最早男子の面影をほとんど感じさせず。
ぶっちゃけ律子以上に女子らしい、人を誘惑するプロそのものだった。
「……なんというか」
変わってるなあ、この子と、素直に思った。
「そこまでして私と付き合いたいの? 今から自分自身に抱かれるのに?」
「うん……あっ、そこ……ああっ……」
「ふふっ、さすがにここまでの覚悟見せられたら、私も、ねえ?」
何か思うところがあったのか、律子。
「……告白の返事はちょっぴり保留。エッチした後に決める。でも、今はそれよりも」
赤い顔をして恥じらいつつも、自身に犯されることを了承した、彼。こちらが先だ。
ぼろが出るならとっとと出してしまえばいい。が、許可をとれたということは、律子にも自由があるのだ。
自身を犯す自由が。男の快楽を試す自由が。
「せっかくだから、福原君の体、ダメしてみるよ」
「う、うん……あはあっ、や、やん……」
「どうしたの?」
「ち、ちくび、そこつままれると……んっ」
メスの顔をして喘ぐ柚希に、一瞬呆れた顔を見せるも、
「……君ほんとに男だったの? いや、すごいなあ。感心しちゃうよ。うん、私ってこんな風に喘ぐんだ……ねえ、これはどう?」
乳首を刺激しつつ、豊満な乳房も多少強引にもんでいく。
「あんっ」
「……メスの反応そのものだし……ねえ、福原君は女の子になりたいの?」
「あんっ、ち、ちがうっ、お、おれは女の子になりたいわけじゃなくて……んちゅうっ⁈」
最後まで言わせることなく、強引に舌をねじ込む。
ファーストキスが自分になったのだとしたら、かわいそうな自覚もある律子。
が、犯していいとの言質は得たのだ。律子が止める理由はない。
「もっとも……これでおわりかな、んっ、ちゅっ」
「んちゅうっ、ちゅううっ……!」
抵抗するところへ、遠慮せずに舌を押し込んで、強引に舌と舌をからませる。嫌がったのは反応から間違いない。
さすがにこれは嫌がるだろうと思った。嫌われてくれるとも思った。
が、
「んっチュッ、チュッ、ちゅううっ……」
「……」
律子の体は律子が一番わかっている。が、分からない。
「……俺は、女の子になりたいんじゃなくて、中原さんの彼氏になりたい……っ、アアンッ」
目をとろんとさせながら、律子に触れながら、快楽にとろけながらなんとか意思表示をする。
……最後にあえぎ声が出たのは、もう仕方あるまい。
「だからっ、どんな事されても、中原さんのこと嫌いにならないし、ずっと好きだから……あんっ、お、おマンコいじられても、キスされても……好き……」
まるで本物の女の子のように、最後の力を振り絞って、自分の、男の体にもたれかかる。
「……」
自分の、男の肉棒が、理不尽なほどにそそり立って。それがたまらなく心地よくて。
勝負ありかあ。と、律子は内心ぼやいた。