男の体のこまったところ 前編
🕑 Added 2022-09-24 03:00:00 +0000 UTC
「ふふ、どうですかセンパイ? センパイのここ、苦しそうですよ?」
「ひうっ、さ、触るなあっ……ひ、人をいじめると、いつか天罰が……っ」
「まあまあ、そんなこと言わずに」
私がおっぱいを背中から当ててあげると、先輩は言葉を失って、そのままおとなしくなってくれます。
「ほんと、先輩は男になってもかわいいですね。大丈夫ですよ。私がいくらでも、気持ちよくしてあげますからねー」
びくん、と、先輩の体が震えたような気がして、私はとても幸せな気分になりました。
流れ星を見つけた私が『彼氏が欲しい』と祈りを込めたのは、一か月くらい前でしょうか。
もともとあてにしていなかったお願い事は、しかし意外な形でかなうことになりました。
その日、喫茶店で読書をしていた私の前に、
「桜!」
どこへ出しても恥ずかしくないほどの、りりしいイケメンが現れたのです。
ただ、動揺した私。そして、面識も特にない私でした。
「えーと、どちら様ですか?」
普通なら素直にベットインするところですが、ついつい、まっとうな返しをしてしまいます。
そして。若干目をウルウルさせたそのイケメンは……
「私よ! 桂優希! こ、こんな姿になっちゃったけど……桜、私なの! 信じて!」
「……おお」
女子テニスサークルの先輩の名前が出て、私は一瞬思考を停止させたのです。
桂優希。私の所属する女子テニスサークルの先輩です。仲良しです。
きれいでスタイル抜群。性格はしっかり者です。割と男子にもモテます。うらやましいです。
黒いロングの髪をたなびかせるそれは、芸術品のように美しいのです。
「まあ、男になってもあの長さのロングってわけにはいきませんしね」
少なくとも、今みたいにショートカットではありませんでした。
「しょうがないでしょ、だって、朝起きたら髪型もこんな風になってたし……」
しゅんとするイケメン。うん、絵になります。
「とりあえず私のアパートに来てもらいましたけど……にしてもセンパイ、おっきくなりましたね」
「な、何が……」
顔を赤くして聞き返すセンパイ。おや?
「いや、身長のことですよ。前までは私と同じくらいだったのに、180後半くらいはあるっぽいですし。体格も案外がっちりしてるし……」
「ちょ、さ、触らないでよ……」
「あんなにすごかった巨乳も、なかなかの胸板になって……」
「ちょ、ちょっと……」
試しに体を預けてみると、先輩の胸から心臓の音が聞こえました。バクバクと、とっても緊張しているようです。
そして、
「それに……おっきくなってるのは、身長だけじゃないみたいですしね」
「ちょ、ちょっと桜、な、何を……ひゃうっ」
ズボンに手を当てると、男の人特有の、硬くなっている手ごたえを、感じ取れました。
そして、顔を見上げると、真っ赤になりながらも、恥ずかしそうにこちらを見つめるセンパイの姿があって。
「さ、桜……や、やめ、やめ、て……っ」
「……うん、アリかもしれないですね」
私に女同士の気はありませんが、今の先輩の表情にはドキッとしました。イケメンを好き放題できる機会なんて、そうそうあろうはずもありません。
「優希センパイだけど……今は立派なイケメンですからね。ね? 優希クン?」
「ちょ、だ、抱き着かないでよ……」
「えー? かわいい女の子に抱き着かれるなんて、男からすればお金払ってやってもらうサービスなんですけど? フフッ、そんな顔しなくても大丈夫ですよセンパイ。元に戻る方法も、ちゃんと一緒に考えますから」
「桜……」
おっ、抱きしめ返してきました。安心したからかな? こういう素直なところは、先輩のいいところですね。
では、もっと恥ずかしいところまで、素直になってもらいましょう。
「でもセンパイ、もったいなくないですか?」
「な、何が……?」
私は懐に忍ばしていた手鏡を、先輩の前に突き出して。
「こんなに素晴らしいイケメンになっていて、何もせずにおしまいっていうのは、ねえ?」
「……」
あ、ビクンって跳ねました。
私は胸を押し付けながら、センパイに問いかけます。
「ほら、男の体になって私の体に触れて、ドキドキしてますよ、センパイ」
「そ、そんなこと……」
「もう、ヘタレだなあ」
私は先輩のズボンのチャックをはずすと、中に手を突っ込みます。
「えっと、ああ、あった」
当然センパイの動揺はすごかったです。
「ちょ、ちょっと、桜!」
「わ、おっきい」
「にぎらないでっ、ああっ……」
ぎゅっとつかんであげると、センパイは力が抜けたように、そのままへなへなと別途に座り込んでしまいました。
これをいいタイミングと踏んだ私も、その隣へ座って。
「ねえ、センパイ。せっかくだし、気持ちよくなってみませんか?」
このセンパイを、思いっきり男性として、思う存分暴れさせてみたい。
そう思った私は、どくん、と、おのれの性欲にのまれました。