蛇の抜け殻を半分使った薬、だそうです。 中編
🕑 Added 2021-10-09 05:00:00 +0000 UTC
なにが不安かと言われると、説明書の一文。
発情します。という一言だ。
健全な男子高校生からすれば興味津々であれ、相手は幼なじみの聖菜。目の前で発情なんてされた日には、俺もどうにかなってしまいそうだ。
「わ、わたし、発情なんてしないし!」
「そ、そうか……」
そして、お互いだんまりを決め込んで、五分程度経過した。
というか、説明書の通りになった。
「ああんっ、おねがいっ、健のっ、いれてぇっ、ほしいようっ、はああんっ……」
「っ、い、いや、そりゃ、あの、そんなこと言われてもなあ、それに、こんなアブノーマルな……てかお前初めてだろうが」
「いいもんっ、あたし健のことすきだしっ、ああん、だからっ、早くぅっ……」
くねくねと、俺を求めて体をよじらせる聖菜。
こ、こいつ……!どさくさに紛れてなんてことを言い出すんだ!幼なじみ関係が崩壊する音が聞こえるぞ!
そりゃあ、俺だって聖菜のことは嫌いじゃないさ。幼馴染長いことやってるけどなんだかんだで嫌いじゃないよ。
でも、いきなりがこれって、ラミアボディって。
普段の聖菜なら絶対に言わないセリフも飛び出してるし、これが発情期に違いない。分かっている。発情のせいで起きている弊害だろう。
ここは男らしく、きっちりと断って……
「……わかったよ」
悩んだ結果。やっぱりこいつを元に戻さねば、という結論になった。
うん、俺もお年頃なのだ。同意の上ならなおさら。
目の前で幼なじみにこんなに乱れられると、ほんと、たまらない気分になるのだから。
「じ、じろじろ見ないで、は、恥ずかしいよ……」
「蛇の下半身でも、自分の体を見られるのは嫌か?」
「そ、そりゃそうだよ……あ、あんっ、そ、そこっ……」
「いうな。分かってる」
発情期とはいえ、顔のまっかっか具合からすれば、恥ずかしさやら理性は残っているのだろう。理性と欲求のはざまで葛藤しているのかもしれない。
「……さわるぞ」
「う、うん……あっ、ふぁああっ……」
「足、じゃなくて、尻尾なのか。えと、二本足とは感覚が違うのか?」
「わ、わかんないよ……はあっ……あっ……」
ちいさな吐息が断続的に聞こえてきて、俺の耳にまとわりつく。
「でも、すべすべでやわらかくて、気持ちいいよ」
「止んっ、は、恥ずかしいこと言わないで……ああっ、あんっ、舌の方だけじゃなくて、胸も、ふぁっ、んッ、触ってようっ……」
「分かってる、ほら、キスから、な?」
「健っ……ああっ、んっ、ぬちゅっ、ちゅっ、んッ……」
舌を絡ませつつ、俺の手は聖菜の乳房を優しく揉みしだく。
「んッ……たけるっ、すきっ、アアンッ、大好きっ……」
「……ああ」
俺も、と言ってしまえない自分が憎いが、仕方がない。
気が付くとバタバタしていたはずのせいなの蛇部分、下半身がいつの間にか優しく俺のもとに巻き付いていて、俺と聖菜は文字通りの密着状態となっている。
「そういえば、ラミアは先っぽが弱いって聞いたことあるような……」
「ええっ⁉」
せっかく巻き付いてくれているので、先っぽをつかんでみた。
「うにゃあっ、やっ、だめっ、はああんっ、それだめっ、へんになるっ、むずむずしておかしくなるからっ、やめええっ……!」
尻尾部分がビクビク震える。振りほどこうとしているのかもしれないが、人間の足ほど器用な物でもないようで、俺が押し倒すと、小さくもがくだけで、結局くねくねとよじらせるばかりだった。
「ああっ……わ、私、押し倒されてるっ……」
「や、優しくするから……」
「う、うん……」
いつも見ているはずの幼馴染の顔が、今日はまるで違う、色っぽいものに見えた。
「えと……ごめん、蛇の入れる穴って、どこかわかんないんだけど」
ちなみに人間の穴も経験ないのは秘密だ。
正直な俺の問いかけに、聖菜は恥ずかしそうにうつむいて、
「こ、ここ、だよっ……さっきから触ってた、ここに、そのままいれてくれれば……」
「そ、そうか……じゃあまず、愛撫から……」
「そ、そう、そこっ、ああっ、あっ、まってっ、そんなにっ、ダメェっ……」
ダメというか、やらなきゃいけないことなのだ。これくらいの知識は俺だって持ってる。初エッチのタイミングこそつかめなかったものの、どうすればいいのか、最低限の手順は持っている。これが男というものだ。
もっとも、ラミアとやることになるとは夢にも思わなかったけど。
「大丈夫、ちゃんとほぐしてからやるから、聖菜がいたくないように、頑張るから」
「だ、大丈夫、だよっ、もう十分だからっ、はあっ、あっ。やあっ……」
身悶えする聖菜が無茶苦茶可愛い。普段なら足で押しのけるとこなのかもしれないが、あいにく蛇の下半身である。
「ビクンビクンってしてる。気持ちいいか?」
「はあっ、あはぁん……き、きもちいいっ、きもちいいよぅっ、あっ、ああっ……!」
尻尾の先っぽがへたりと、地面に付いてビクビクしている。
「聖菜、可愛いぞ」
「ふぇっ⁉ あっ、やあっ、それだめっ、そこっ、ゆびでかきまわしちゃだめえっ!」
「だめ、きちんとほぐすからな」
「やあっ、だめっ、たけるっ、だめだようっ、はあんっ、やだっ、やだああっ……」
それでも、なにを言われようが、俺は手を緩めるつもりはない。
キスをして、乳房をさわって、膣内をかき回しながらほぐしていく。
聖菜が痛くないように、こんなアブノーマルな初めてでも、気持ちよくなってもらうために、その一心で頑張った。
……そりゃあもちろん、もどかしそうに喘いでる聖菜を見たかった、というのもあるが。