孔明の罠 posts
男子女性化推進法
「くそっ、篠田のやつ……!」 年季の入ったおんぼろアパート。その一角にある六畳一間の一室で、ひとり缶ビールを呷る赤ら顔の男。 「この僕にあんなにもナメた口をっ……」 彼の名前は井口達夫。大学を卒業してから15年もの間、高校を職場に教鞭を振るい続けてきたベテランの教師だ。 「配属されたばかりだっていã...
歪んだ私の行く末は(その2)
その1 ↓ https://www.fanbox.cc/@tsfnowana/posts/7245349 【2024年2月27日】 「も、萌香さん……」 朝、いつものように事務所に入ると、神妙な顔の智咲ちゃんが出迎えた。 「おはよ……って、なにどうかしたの?具合でも悪い?」 心配になって寄り添うと、彼女は聞こえるか聞こえないかの小さな声で、けれどはっきりと、おかしな疑å•...
歪んだ私の行く末は(その1)
【2023年8月22日】 20代も中間に差し迫ろうという頃、新卒から漫然と続けてきた今の仕事に見切りを付けて、独立開業を見込める士業に目を向けてから早2年。 俺、高里和樹が目指した士業に必要な国家資格の取得はとんでもなく大変なもので、仕事の傍ら勉学に励む毎日は、中々にしんどいものだった。 ともあれ前述にあã...
適職診断
俺の名前は斉藤冬樹。現在大学3年生で、この冬を越せばいよいよ4年生、卒業まで残りわずかになる。 就職活動を目前に控えたこの時期、部活動に明け暮れていた俺もいい加減に進路を考えないといけない……そう彼女の由香里に諭されて、勧められた『適職診断』のページをしぶしぶながらに開いてみた。 「まずは性格のチ...
私と彼との改変生活 その3
その3 カーテンから漏れ出る朝日を受けて、意識が夢から現実へと引き戻されていく。 「ふぁあ……」 上体を起こしながら、寝ぼけ眼を擦る。そしてふと気づく。目尻に涙が溜まっていたことに。 (なんだか、悪い夢でも見ていたような……) けれど頭に靄が掛かっているみたいで、夢の内容を思い出せる気はしなかっã�...
私と彼との改変生活 その2
その2 極力中井とは不干渉を心掛けていたが、こうも直接に来られては、断ってしまえば訝しまれる。 結局、俺は玄関のドアを開くことにした。 「おふたりさん、こんにちは」 「どうして中井…くんが、わたしの家を知っているんだ?」 まずひとつ目の疑問として、俺は中井に問いかけた。 「杉野さんに聞いたんだ。君ã...
私と彼との改変生活 その1
『私と彼との改変生活』 突拍子もない話だが大きく分けて二点、俺の身にまつわる現状で語らなければいけないことがある。 まずひとつ目。藍山高校2年A組には、すなわち俺のクラスメイトには"他人の常識を捻じ曲げる"超自然的な力を持つ男子生徒がいる。 と、今の一言でその実情を瞬時に理解できた人間はおそらã...
『全作+aプラン』支援金変更のお知らせ
読者の皆様方には平素より格別のご愛顧を頂き、厚く御礼申し上げます。 さて、この度、誠に勝手ながら『全作+aプラン』の支援金を800円から1000円へと値上げさせていただくことにしました。作品数の増加や、BOOTH版の価格との均衡を考えた次第です。 現時点の『全作+aプラン』は削除し、内容をそのまま移行した新プランã...
TS病患者の記憶を呼び覚ます方法が雌奴隷化だと俺だけが知っている
『TS病患者の記憶を呼び覚ます方法が雌奴隷化だと俺だけが知っている』 『TS病』という身体が女体化してしまう病気が世間に周知されてから、もうしばらく経つ。 当初はなんの先例もなく、朝、目が覚めたら男が女に変わっているこの摩訶不思議な現象を医学的に解明することは困難に思えた。が、最先端を行く研究者の弛...
"魅了"と"共鳴"
世界各地で息を潜めていた魔族たちの台頭から早数年。 歴史的に見ればわずかな期間の出来事だっただろう。だが、今を生きる俺たちにとってその年月を経て失ったものはあまりにも大きかった。 「……けど、それもここまでだ」 眼前に見据えるは魔族の王城。すなわち魔王城だ。 「……」 ここに、すべての元凶がã�...
庇われた俺の女子高生活 その2
その2 「来ましたね」 礼拝堂に足を踏み入れ、まず俺を迎えたのは山下だった。 (まあ、仕方ないか……) こいつは俺と同じで元諜報員。諜報機関に対抗するための会議であれば俺と並んで打ってつけの人員だ。ここにいるのも当然といえる。 ただ、できれば席を外していてほしかった。こいつの前では迂闊なことは話ã�...
庇われた俺の女子高生活 その1
『非常に怪しい学校だ。細心の注意を払って潜入してくれ』 つい先日、政府御用達の諜報員である俺たちに与えられた新たな任務は、聖立学院という宗教色の強い中高一貫校への潜入捜査だった。 転校生の振りをして学内に潜入し、頃合いを見て機密情報を探索、さらに洗脳教育が施されていると思われる学生数名と直接コãƒ...
とある女怪盗の更生
「モナリザぁッ!!」 檻の中から宿敵の名を叫ぶ俺の声は荒々しいものだった。少なくとも自分はその内にある怒りや憎しみを隠そうとはしていなかった。 けれど男であればあり得ないほどに甲高く、鈴の音が鳴るように響くそれは到底俺の激情を表しきれるものではなく、結果として、ただ目の前の"男"に薄ら笑いをæ...
旅人の俺が辺境のクソ宿の中居になって旦那さまと愛し合うまで
エッチ要素はあんまりないです。 「18時にお夕飯ですね。承りました」 私の名前は古橋里美です。 20歳にして運命の人、運命のお仕事と出会うことができ、こうしてたまにいらっしゃるお客さまを相手に充実した毎日を送っていま……って、違う違うっ!私は、じゃなくってお、俺はっ……! 「おー、多少はマトモになって...
女子が男子を嫌悪する暗示とTS
タイトルも中身もテキトーですみません。 TS催眠ですがエロはないです。 僕こと日原六郎の所属する〇〇小学校5年1組はなんの変哲もない、ごく普通のありふれたクラスだった。 「いい加減さぁ、日原くんも観念して私たちの仲間になりなよ」 「あなたと親友だった相澤さんも、ほら、今じゃ女の子になってあんなに楽しそうã...
絶対合格!テイエス女子大学
「『絶対合格!テイエス女子大学』……?」 俺ら高校3年生にとって夏休みは受験の天王山とも呼ばれる大事な時期だ。無論この俺、大塚秋人も例に漏れず一昼夜机と向かい合う毎日を過ごしているわけだけれど、つい先ほど手元の問題集は完璧にクリアしてしまったため、新しい物を買うべく書店に足を運んでみたものの品揃え...
執筆を中止した作品の導入
ハッピーReバースデーの主人公が通り魔に催眠されたら的なお話を考えてましたが、多忙につき完成させるのが面倒になりましたのでここで供養(そも未完成品の公開は供養に当たるものなのでしょうか?)することにします。 もし気が向いたら遠い将来書き上げるかもしれません。 以下本編↓ 「よし、君にしよう」 登校中、...
更新停止のお知らせ
読者の皆様方には平素より格別のご愛顧を頂き、厚く御礼申し上げます。 さて、今回ご連絡を差し上げましたのは、誠に勝手ながらFANBOX内での更新をしばらく中止することと致しましたためです。秋ごろには私生活も落ち着き以前と同程度の更新頻度に戻せる予定ではありますが、それまでの間は新作を一切投稿できない場合もã�...
ハッピーReバースデー
カーテンから漏れ出す朝日に目を覚まし、それからほんのりとした高揚感を抱いている自分に気がついた。 3月3日。今日は俺の誕生日だ。16歳にもなったというのに未だ自分の誕生日を意識してしまうだなんて、なんとも気恥ずかしいことだ。 「おめでとう、柚輝」 リビングに降り立った俺に対するお母さんからの第一声...
みんなが奴に改変されちゃったこの家で、私だけが操られてない!
当作は『私は改変される側』↓の続編となります。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16802096 頭のおかしな人だって思われちゃうかもだけど、私、三橋楓には不思議な力が秘められている。 なんと、人の未来を視ることができるのだ! なんの前触れもなく発現したこの力に、当時の私は大興奮! だけど数日後には今の私と同ã�...
あなたのお悩み解消します その2
『エースになれない者の場合』 今日の相談者は体操着に身を包んだバレー部の彼。なんでもエースを目指して日夜練習に励んでいるんだそう。 「今年、チームに滅茶苦茶すごいやつが入ってきたんです」 彼は元々ここの男子バレー部のエースで、本人曰くその実力もエースの名に恥じないものだったらしい。県の選抜にもé...
あなたのお悩み解消します その1
「それで、どうにかできないかな?」 僕が籍を置くこの部活、『相談部』の活動内容は人の悩みを聞いて、それを"解消"してあげることだ。 まあ、部員は僕ひとりだし正式な部活動ってわけでもないんだけど、わりとそこそこな頻度で噂を聞きつけた相談者がやってくるあたり、評判も中々に良好なのだろう。 それも...
男尊女卑の蔓延る国で
従兄弟のエドモンドとは昔からとにかく話が合わなかった。彼は王室内の同世代で僕以外に唯一の男だったから僕も小さい頃はよく一緒になって遊んだものだが、ことあるごとに喧嘩になった。 僕が座学が大事だと言えば彼は実技が大事だと言い、僕がクラシックな音楽を好むのに対して彼はモダンな音楽を好んだ。 僕と彼...
出会いを求めて海に行こう!
さすがにしょうもなさすぎてpixivで公開を続けるのがお恥ずかしかったので、この場でひっそりと供養することにします。 夏といえば海!海といえば胸がときめく異性との出会い! 友人からは馬鹿げてるだとか令和のご時世にだとか言われ放題だったが、俺は今日このビーチで見事ナンパを成功させて、あいつらにギャフンとè...
"僕"は友達を助けようとして。中学時代を"あたし"で過ごして!"私"は私でいることを望んだ
俺こと杉野圭吾には立花朱莉という幼馴染の女子がいる。家が近くで昔はよく一緒になって日が暮れるまで遊んでいた。 ……なんて言えばラブコメの設定みたいで羨ましがられたりするかもしれないが、現実はそんなに甘くない。 年齢が上がっていくにつれ次第に疎遠になっていき、中学生にもなれば遊ぶ機会なんてもう皆ç...
就活セミナー?後日談
平素より拙作をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 今作は『就活セミナー?』の後日談になります。たくさんの方々に本編をお読みいただけましたため、瑣末なものではありますが、せめていくらかの還元になればとおまけとして執筆いたしました。楽しんでいただけましたら幸いです! ーーー 今年も我が社の新入ç...
引き抜き(サンプル版)
『男子水泳期待の大型高校生ーー』 『昨年に引き続いての全国優勝ーー』 『秋元湊、その才能を遺憾なく発揮ーー』 「秋元、湊……」 手に持つ携帯端末からネットの記事を読み耽るその女性の名は水沢綾子。女子水泳部において全国大会常連の強豪『白鳥山女子高等学校』でその顧問兼監督を務める敏腕女性教師だ。 「いい...
引き抜き
『男子水泳期待の大型高校生ーー』 『昨年に引き続いての全国優勝ーー』 『秋元湊、その才能を遺憾なく発揮ーー』 「秋元、湊……」 手に持つ携帯端末からネットの記事を読み耽るその女性の名は水沢綾子。女子水泳部において全国大会常連の強豪『白鳥山女子高等学校』でその顧問兼監督を務める敏腕女性教師だ。 「いい...
転生勇者が堕ちるまで
『吉澤誠さん。我々が練り上げたこの聖気、貴方に授けます。これと聖剣をあわせて用いれば、貴方に並ぶ強者は地上はおろかこの天界にすら存在しないでしょう……吉澤誠さん、その類稀なる正義の心と神々の祝福をもって、あの世界の人々に太平を謳歌させてあげてください。よろしくお願いします』 なんて言われてこのä¸...
就活セミナー?
「あーあ、俺らもこんなんに参加しなきゃな時期かー」 大教室で講座が始まるのを待つ最中。隣に座るサッカー仲間の五十嵐がそんなことを呟いた。 「はは。まあ、乗り気な学生なんていないだろうなぁ」 大学3年生の冬、俺たちの就活開始はもう目前。そのため、こうして不本意ながらも大学主催の就活向けガイダンス兼ã‚...